とてもかわいい絵で、優しい気持ちで読み聞かせができる本です。
誕生日からの急展開、おばあちゃんとねこの元気な冒険。
息子はねこの気持ちになって楽しんで聞いているようでした。
自分のおばあちゃんと過ごしたら、とイメージしていたのかも。
読んでいて、親はだんだんおばあちゃんの気持ちに近づいていきました。
もう30過ぎたから…とか、母親なんだから…とか、
そんな形にとらわれて、いろいろあきらめていた自分を反省。
頭の固くなってしまった大人へ向けてのメッセージじゃないかなぁ、
と感じていたところに作者からのあとがきが。
「たくさんのおばあさんにこの本を贈りたい」とあるのを見て、納得しました。
親も子供も暖かい気持ちになれる素敵な本だと思います。