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わすれられた もりなかなかよいと思う みんなの声

わすれられた もり 作・絵:ローレンス・アンホルト
訳:さくま ゆみこ
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年11月
ISBN:9784198626433
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 11
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  • 樹木

    • なびころさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳1ヶ月

    表紙に描かれた樹木が美しかったのでこの絵本を選びました。美しい森のたたずむ様子に息をのみました。様々な生物、動物、人間が共存し合って住む森は本当に素晴らしいと感じました。場所は小さくなってしまってもしっかりと子供たちに憩いの場所を提供している姿に森の尊厳を感じました。最後に大人達も森の素晴らしさを感じ、行動する姿が心に響きました。自然って素晴らしいな!と思いました。森に行きたくなる本です。

    投稿日:2009/06/12

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  • よかったほんと

    読み終えた時思わず

    あーよかったと声が出ました。

    何がよかったかというと

    このお話がよかったと言うこともありますが

    理解ある大人がいてよかったの方が大きいです。

    森に囲まれた国があるというところから始まり

    その国の中の木を倒して家を作ったり

    町を作ったり、、と繰り返すうちに

    森自体が小さくなっていきます。

    すっかりみんなに忘れられた森を

    覚えていてくれて大事にしてるのは

    子供だけでした。

    小さく一画になった森も

    とうとう壊されてしまう日が来るのです。

    何年も前からある森も

    こうやって少しずつ減っていくんだと

    改めて思いました。

    投稿日:2022/10/15

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  • 物語としては一寸非現実的

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1992年のイギリスの作品。
    原題は、「The forgotten forest」

    物語は、
    「むかしむかし、あるところに、もりに すっぽり おおわれた くにが
    ありました」
    という書き出しで始まります。
    それこそ、大昔という設定で、それが、年月の経過とともに都会へと変貌していく様を描いています。
    気づけば、森は都会のごく一部分にしか残っておらず、人々はその存在すら忘れているのですが、そこを遊び場としたのが子供達。
    四季を通じて、森の中で楽しく遊ぶ子供達の姿が克明に描写されていて、実に微笑ましいシーンです。

    その森を宅地にするために大人達がやってきて、物語は大きく展開します。
    どんな展開となるのか?興味深々だったのですが、意外にあっさりとしたもので、一寸拍子抜けしてしまいました。

    この手の話は、日本の絵本にも多くありますが、描き方はとても難しいもの。
    ファンタジーとしてしまうと、現実的ではなくなってしまいます。
    この作品も、あまりに非現実的。
    そうした意味からすると、バージニア・リーバートンの「ちいさいおうち」は、その着眼点の素晴らしさが際立つと思えました。

    森という自然を考える意味においては良いのですが、話の展開に少し難ありという感じがする作品です。

    投稿日:2012/02/25

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  • 記憶の中の森

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子14歳、女の子12歳

    森に囲まれていた町が、町が大きくなるにつれ、森は町の人々忘れられ、狭い土地に高い塀で囲まれ、子どもしか知らない場所になってしまいます。

    私は20年前に住んでいた場所に、出かけたことがあります。小学校、中学校時代を過ごし、思い出をたくさん作った町です。
    しかし、現実は残酷なものでした。田んぼはどこも宅地化され、私たちが遊んだ空地にも小さな家がびっしりと建っていました。
    「ちょっとこいちょっとこい」とコジュケイが鳴き、カブトムシがいる秘密の木があり、野ウサギ棲んでいた山は、高架の道路で分断されていました。もう元には戻らないと思うと悲しくてたまりませんでした。

    この絵本に出てくる工事をしようとした大人たちの心の中にも、森で遊んだときの楽しかった記憶が残っていたのではないでしょうか。そして改めて森の大切さを考えたに違いありません。
    これをきっかけに、この町の森は、子どもはもちろん、大人にとっても大切なものとして、増えていくのでしょう。

    投稿日:2009/12/02

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