「わかったさんのおかし(1) わかったさんのクッキー」 なかなかよいと思う みんなの声

私自身が子どものころに読ませていただいたわかったさんのお話を、子どもと一緒に久しぶりに読ませていただきました。
大人になって改めて読むわかったさんのお話には「あれ、こんな感じだったっけ？」と思う部分もありましたが、総じて、娘と一緒に楽しく読ませていただきました。
今度、クッキーづくりにチャレンジをしてみたいと思います。

同じく寺村輝夫さんの「おはなしおりょうりきょうしつ（こまったさん）シリーズ」を私が子供の頃からあったのを覚えていたのですが，「わかったさんのおかしシリーズ」もあったのですね。
私の年代的には「こまったさん」の印象が強くて。
イラストを描かれている方はこの２シリーズ違いますが，どちらも安心できる可愛さです。
「一般的な料理」か「お菓子」，どちらが好きかで選ぶのもアリですね。
女の子にはぴったりのシリーズではないでしょうか。

このシリーズは昔に何冊か読んだはずなんですけど、こんな不思議な世界観のお話だったかな？と思いました。
クリーニング屋のわかったさんが鍵をみつけたところから不思議なことが沢山起こります。
最後にはクッキーのレシピも載っていて、息子は作る気満タン！明日のおやつは手作りクッキーにすると約束しました。もちろんこのレシピで作ります
字が若干小さめにも感じましたけど、絵が多いので年長児にも問題なく読めました。

娘が街の図書館で借りました（学校の図書館では人気で借りられ
なかったそうです）。わかったさんのシリーズ、以前、私が借りて
読んだこともあったのですが、その時は興味を示さなかったのになあ。
同年代のお友達が借りていると気になるものなのですね。

読んでいてとっても不思議な気持ちになりました。
勝手に「わかったさんはお菓子屋さん」なのだと思い込んでいたのです、私。
クリーニングやさんだけど、クッキーを作る展開になるのねえ。
そうして、マンションに住む、どこかおかしな人々や、あるはずのない
階に止まるエレベーター、「かぎ」も登場したり・・と、とらえどころの
ないふわふわした感覚でした。
読み終えて、娘はクッキー作るって言うのかな？と思ったのですが
言いませんでした（笑）。暑い季節に読んじゃったから？
それともやっぱりおかしにはそれほど興味がないせい？
おかしを食べること、作ることが大好きな子どもは、はまるだろうなあ
って思います。

子供とのお菓子作りで一番入りやすいクッキー作り。
型抜きクッキーかと思えば、ロシアンクッキーの作り方
を紹介しながら物語が進む展開。
今回もできあがったクッキーの香ばしい香りがしてきそうな
内容です。
見開きのレシピのページがお菓子作りの参考になります。

わかったさんシリーズは、日常から脱して不思議なストーリーが急に展開し、毎回、何かしらのお菓子が登場するのが魅力です。その展開も目が離せず、ワクワクしてページをめくるのですが、なんといってもおいしそうなお菓子に胸の鼓動が高鳴ります。

わかったさんが登場する絵本が好きなのでこの絵本を選びました。主人公がとてもハツラツとしていて前向きなのがよいと思いました。どのページからも美味しそうな匂いが漂ってきそうな描き方が気に入りました。この絵本を読む事で自然にクッキー作りを学習出来るのが良いと思いました。大切な所はしっかりと示してあって分かりやすくポイントを知れるのも気に入りました。