「新装版 雲のてんらん会」 なかなかよいと思う みんなの声

いせひでこさんの作品ということで、読みたいと思いました。
雲が作り出す、様々な空模様。
ただただじっと、いつまでも眺めていたくなるページばかりでした。
巻末には、それぞれの雲の正式名も紹介されています。
ついつい、空を見上げたくなる絵本です。

雲の世界には物語があって、その日の心模様と重なりながら、広い広〜いお空に浮かぶ雲は、まさに額縁のない展覧会です。目を細めては空のやぶれめなんか探している。さまざまに色や形をかえる雲が画面いっぱいに描かれた絵本です。この１冊から、いろんな形や色の雲に出会えます。
もう少し子どもが大きくなったら、この１ページ１ページを眺めながら、それぞれから感じたことを親子でお話してみたいと思います。

いせひでこさんの絵がたいへん美しい絵本です。
詩とそれに合った絵が描かれていて、まさにタイトル通り雲のてんらん会！といった絵本でわたしはよかったです。が、娘にはお話の本でなかったからか反応がそれほどで残念でした。雲の中に犬がいるところには反応していました。

とてもきれいな絵本です。サイズが少し大きく、絵本の中に広がる雲の世界はとても見ごたえがあります。いろんな形の雲、さまざまな雲のシーンが出ていて、ついつい見入ってしまいます。
ただ、文章の表現が少し難しく、２歳の娘にはこの世界観はなかなか伝わらないようです。読んでいる途中で、「おしまいっ！」と本を閉じられてしまいました。
もう少し大きくなったらまた読んであげたいです。

外に出ると暖かさに頬は弛み、見上げる空が晴れやかな頃。広いキャンバスに現れる白い雲のかたちは、毎日面白いように姿を変える展覧会。

空の牧場にはひつじが（高積雲）、光のプランクトンには生物の浮遊が（青空）、おやすみ空にはうぶ毛みたいなおふとんが（つるし雲）。

この絵本を読んでから空をみると、雲から連想する物語やかくれんぼ探しなどで目的地への行き来さえもずっと楽しいものになりそう！