図書館のチラシでおすすめの本として掲載されており、
さんすうのむかしばなしって?と興味を持ち、借りてきました。
欲張りで飢饉がおきてもお米を独り占めしてしまう王様。
賢い娘ラーニが最初の一日は一粒、その後30日は前の日の倍のお米を下さいと頼み、王様は了承します。
30日目には・・・
数ってすごい。
後半の想像以上の増え方に、数字の位が分からなくなり、読み聞かせにつっかえるほど。
王様を笑うことなんてできません。私も甘く見ていました。
また、インドの細密画だという絵がエキゾチックな絵が美しいです。
絵の魅力で子どもも「さんすう」の絵本だということを意識せず
異国の物語の世界へ入っていけるのではないでしょうか。
しかも、整然と行進する象など、数の大きさまで美しく表現していることに感嘆させられます。
息子も観音開きのページに思わず「おぉーっ」と声が出ていました。
ただ、まだ掛け算をならっていない息子には少し難しかったようです。
中学年以上のお子さんの方がより理解しやすく、十分に楽しめると思います。