ティッチの続編にあたります。
1983年の作品ですから、ティッチから10年近い歳月が流れているのですが、実際のティッチは、少し大きくなったかなという位の印象でした。
残念なことに、この作品は絶版となっていました。
ティッチは小さな男の子で、姉のメアリと兄のピートがいる三人兄弟の末っ子です。
今回のお話は、お下がりを次々に貰うのですが、ちょっと大きいという繰り返しが続くというもの。
貰うばかりのティッチは、何所か寂しげです。
そんなティッチに弟が出来た時の行動が、やっぱり笑えますよね。
兄弟姉妹の素敵な関係を描いていて、最後のティッチの誇らしげな表情がたまりません。
このシリーズは、いつも物を大切にするこだわりが根底にあるので、その点からもオススメできると思います。
何処にでもいるような設定の兄弟なのですが、こういうことは万国共通なのですね。
兄弟姉妹の末っ子に読んであげると良いかも知れません。
文章も平易なので2歳ぐらいから楽しめると思います。