「フリズル先生のマジック・スクールバス」というシリーズの1冊です。
文を書かれたのは「こいぬがうまれたよ」で有名な“ジョアンナ・コール”です。絵を担当している“ブルース・ディーギン”という方の作品はちょっと検索してみた限りでは、このシリーズしか絵本は手掛けていないようでした。
主人公といっても過言ではない、この不思議な『スクールバス』は、子どもたちと冒険の旅に出るたびに、変形し、それぞれの旅に最もふさわしい姿になります。
今回は恐竜を見に行くため、時間と空間を移動する優れもののタイムマシンとなりました。
恐竜たちが、どんな時代にどんな環境で、どういう種類のものが生きていたのか、フリズル先生の生徒たちのレポートが、ページのあちこちに描きこまれ、それが解説となっているので、
興味のあるお子さんにはわかりやすくて、面白いと思います。
ただ生徒の人数分、数々の解説が投入されているので、細かいところまで読むのがめんどくさい。というお子さんには不向きなシリーズといえるかもしれません
また、登場人物(クラスの生徒)たちがそれぞれの個性でいろんな台詞を放つので、人物を把握するのも意外と苦戦(私が苦戦しました)する人もいるかもしれません。