「ちっちゃなトラックレッドくん」 なかなかよいと思う みんなの声

ちっちゃな赤いトラック、レッドくんは、
たぬきのおじさんに荷物配達を頼まれます。

道中、いろんな車に罵倒されて心がくじけそうになりながらも、
やさしい車たちに助けてもらいながら
配達先のうさぎさんが住むにんじん村に到着します。

もうすぐ到着というところで・・・！


かわいいイラストとほっこりとするラストで
楽しく読めました。

この作家の絵本はよく見ます。

特徴として絵が細かいこと。

今回も最後のページでドーンと

その特徴が出てます。

絵が素朴でかわいい。

このレッドくんはとっても気が弱く

自信がないキャラクターですが

最後にはしっかりいいお話で終わってます。

乗物好きなこには特にオススメ。

小さなトラックレッド君が　うさぎさんちに届け物をするお話
他の車に邪魔者にされたり　パンクしてしまったり
頑張れレッドくんと応援したくなります
レッドくんが辛い時は　息子も悲しそうな顔をして絵本を見ていました
最後に　お花の種をぶちまけてしまって
やがて　それがお花畑になるのですが
その辺りが　うまく伝わらなくてキョトンとしている息子ですが
お花畑で嬉しそうにしているレッド君に
ニコニコしていました
がんばれレッドくん！

ちっちゃなトラックのレッドくんの仕事は荷物を運ぶこと。
仕事で走行中、出会う車たちはみんな立派で、レッドくんは落ち込んでしまいます。
あげくに、お届け物もうまく運べなくて、がっかりなのです。
懸命にがんばるレッドくんの姿に共感できます。
なんだか、成長期の子どもたちの姿を見るように感じました。
それだけに、ラストはハートウォーミング。
子どもたちへのエールのようにも感じました。
立派な車たちがたくさん登場するのも魅力的ですね。
新幹線を運ぶトレーラーも登場するのですが、
おはなし会で聞いていた小学生が、「新幹線は夜運ぶんやで。」と指摘してくれました。
さすが、男の子は乗り物について物知りだなあ、と感心しました。