「一子とたぬきと指輪事件 新ほたる館物語」 なかなかよいと思う みんなの声

一子といい柳井くんといい、物語の登場人物たちが脳裏に浮かんでくるような物語です。
ドタバタと人情味とほろ苦さ、とてもわかり易くて読みやすい物語です。
家庭としては複雑な登場人物も暗さはありません。
事件としては、あっさりしたタネ明かしでした。
明快な内容で、楽しく読み終えました。

一子（いちこ）は旅館の一人娘。旅館の子というのはやはり旅館の仕事に密接に関係していてプロ意識が既にあるんだなーと思いました。
女将さん（一子のおばあちゃん）、若女将さん（一子のおかあさん）がかっこよかったです。この２人は義理の親子ですが、ぽんぽんと互いに言いたいことを言い合い、いい親子ですね。見ていて面白いとみんなが言うのが分かります（笑）。
お客さまから預かった指輪が消えてしまい…！
続刊が読みたいなー、面白かったです。