そうですね。
「死」は、考えれば考えるほど理不尽なものです。
少しのタイミングで助かることもあり、
少しのお金の不足で助からないこともあり。
体が弱くても助かることもあり、
体を鍛えていても助からないこともあり。
瀕死の大怪我から助かることもあり、
わずかな傷口が元で助からないこともあり。
人の努力、心がけ、それだけでは測りきれない何か。
確かに「シニガミ」はいるのでしょうね。
でも、もっとすごいのは、
シニガミの心さえ変えてしまうような、
りんとした勇気や、あたたかい純真があるということ。
あきらめないことが呼び込む力は大きいということ。
『決められていると思えた運命でも、変わることがある』
何かにつまづいてしまった心に、そっと訴えるものがありそうです。