「のまどくん」 なかなかよいと思う みんなの声

「ノマド」とは遊牧民のことで、のまどくんは、この遊牧民のように、身も心も自由というのがテーマとのことです
途中で出会う「ひかるちゃん」もきっと「ノマド」なんですね
自由すぎて私には最初どう感想を述べてよいのか分からず、何度も読み返しました
・・・でもまだよくわからない・・・
表紙の絵を見たときに、のまどくんが木の棒を拾っていつ空を飛ぶのだろうと、期待したのは私だけ・・・？
でもなぜかインパクトがありました

片山さんの作品だったのでこの本を選びました。タイトルの描き方が気に入りました。とても個性的な様子が主人公の性格を表現しているようで良いと思いました。主人公が何を言われても自分の行きたいところへ行き、やりたいことをするのが素晴らしいと思いました。何が好きなのかをしっかり明言できるのは素晴らしいことだと思いました。主人公の行動に魅せられました。

「のまどくん」は、とにかく自由な存在に見えました。
ついつい、母親目線で読んでしまったのですが・・・「のまどくん」のママってすごいな！と純粋に感動しました。
子供のやることを、ここまで許せるなんて、なかなか難しいです。

のまどくんの行動は子ども本来の姿。
生まれたまま、大人があれこれ口を出さず
自由に育ったら「のまどくん」ができあがるような気がしました。

そしてひかるちゃん！
ひかるちゃんの空に向かって両手を忙しく振る行動も理解不能です。
しかしのまどくんはひかるちゃんがなにをしてるのか理解できないけど
ひかるちゃんの行動の邪魔をしないで認めているようです。

もしかしたら障害があるのかなとも思える子どもの行動をみて
私は考えさせられます。
こういう課題を与えるんですよね、片山健さんは。

どうして、のまど、君？
不思議な命名は、しかし、のまど君にぴったりです。

のまど君の一日、どこの子も体験しているかもしれませんね。
楽しい時間、子供の大好きな物、たくさん出てきます。

子供達の共感が得られる絵本です。
水性絵の具のタッチが自然ですね。


自由奔放なのまど君、どんな大人になるのかな？

絵本のタイトル「のまどくん」を娘の名前に変更したいくらい、
のまどくんと娘の行動はそっくり。
だからなのでしょう。
初めて読んだときには、私的にはそれほど関心を持たなかったこの本、
娘がやけに気に入って、何度も読んでほしいとお願いします。

子供と散歩すると出会うたわいもないことが描かれています。
でも、同じようなことがきっと誰にでもあるはず。
そんなことを子供と思い出しながら一緒に読んでみるといいと思います。

そういえば、今年の夏、パパと散歩に出かけた娘が、
山のようにせみのぬけがらを持って帰ってきたのを思い出しました。
さすがにのまどくん家のように家にストックしておけませんでしたが・・・笑

お散歩に出かけたのまどくん。
宝物をみつけます。すごい発見をします。
といっても大人にとっては何でもないものばかり・・。

のまど君の姿が、木の実をポケットに入れてきたり
すぐに草をお土産に持っていくという次男と重なりました。

子供の豊かな散歩の時間はいいですよね。
その辺のものが、宝物と思えるうちに読みたい一冊です。

のまどくんは、行かなければいけないところもなく、
何かをしなければならないわけでもなく、
自由に思うままに散策を始めます。
興味があれば立ち止まり、道で拾った「宝物」でポケットは
いっぱい☆

まさに「のまどくんじかん」。
日常とは違う無限の広がりがあります。
いいなぁ☆
たまには、思いつくままにぶらぶらするのもいいかもと思いました！