初めて読んだ長編の児童図書です。
とても一晩では読めないので、1週間かけて少しずつ読み進めました。
たけしとようこがダンボールで作ったロボット。
紙でできているからカミィ。
中には「涙の素」となるビー玉が一つ入っています。
この涙の素のおかげか、カミィはよく泣くし、わがままで、幼稚園で何度も事件が起こります。
最終的には皆から愛想をつかされて、ひとりぼっちに。
お店やさんごっこで誰もお客さんにきてもらえないシーンは切なくなります。
レビューでカミィが死んでしまうという展開はわかっていましたが、
いざ死んでしまうシーンではとてもショックを受けました。
ガヤガヤ賑やかに進んできたストーリーが、ここで一気に沈黙します。
物語の最後は、とても感動的に締めくくられます。
全て読み終えたときは、「うわ〜長かった。でも面白かった。」との感想をいただきました。
絵のない文字だけのページもいっぱいあるので、年長&小学生低学年向きだと思います。