「なくしたものみつけた」 なかなかよいと思う みんなの声

ラジコンで遊んでいた男の子が地面を掘ってみると、無くした物が出てくるお話です。

帽子や補助輪付きの自転車、オマル等･･･
掘るにつれて、男の子の過去へと戻っていくことができます。

自分が成長してきた証をたどっていく姿は、なんだかほのぼのとしていていいなぁと思いました。

きっと今使っているラジコンも、いつか土の中から出てくる日がくるんでしょうね。

男の子が無くした物って、とっても大切な物だったという、なんとも奥が深いお話でした。

ずいぶん前に読んだときは

子供と一緒に穴からいろんなものが

次々出てくるね〜って笑ってた気がしますが、

今改めて読むとなんか違いました。

どんどん過去に戻っていく感じが

懐かしいな・・と思う反面

とっても苦労したこともあったなと

感じました。

同じ絵本なのになんで感じ方が

違うのかな・・。

でもそれがメッセージかもと思いました。

五味太郎さんの作品だったのでこの絵本を選びました。地中を表現している表紙が魅力的でした。主人公が自分の好奇心に任せて行動しているのが格好良かったです。どんどんと掘っても怖がらずに飄々としているので素晴らしいと思いました。なくした物を見つけるときの気持ちがありありと描かれているのが良かったです。

1〜２歳児にはちょっと難しかったかな・・・
出てくるものはまだ現役で使っているものだったり、まだこれからの自転車とか
小学校で読み聞かせしたときは、おまるなんかが出てくると、ちょっと照れる子供の姿が見られるんですが・・・
特に男の子の反応が良いですね
すっかりタイムスリップして小さいときの思い出を辿っていて、ふと現実に戻るとき、聞いている子供たちも我に帰るみたいです

今はラジコンのダンプカーに夢中のボクちゃんですが、
一昔前はこんなもので遊んでた、こんなに小さかった・・・と
土の中から次々に思い出の品が出てきます。

ああ、うちの子は今この辺りを埋めてるところだな？なんて考えてしまいました。
これから先のこと、今までのこと（と言ってもまだ２年分しか埋めてませんが・・・）
思い出して、ちょっとジーンとした本でした。

なくしたものが、土の中にいろいろと出てきました。
帽子、ボール、手袋、子ども用イス、おまる、おもちゃ等など赤ちゃんの時のものが、あんなに土の中にあったなんて。

なんだか、想い出を見つけに行ったみたいでした。

息子に絵を見るだけでも、話しを進められる絵本だったので、「次は何かなぁ〜？」「次は〜？」と興味を持ってくれました。
だんだん過去にさかのぼり、逆から見れば成長過程がわかり・・・
久しぶり見つけたものって思い出を振り返れていいなぁ〜っと思いました。

どちらかと言うと男の子向けの絵本かな！？文字は少ないけどその分絵を見て理解しながら読んでいかないといけないので息子にはどうかな〜って思ったんですが、意外に「こうなんじゃない？」とか「何やってるのかな〜？」とか言いながら楽しそうに読み、そしてもう一回！と何度何度も・・・
しかし私はいつも出しっぱなし置きっぱなしにして「ナイナイ」って言ってる息子と、とんでもない所から忘れてた物が出てきて最後はさっきまで遊んでた今大切にしているラジコンを無くしたかと焦る男の子が息子とダブってしまいます。

最初１回読んだだけでは、この本のよさがわからず、五味さんにしては、シンプルすぎてあまりおもしろくないなあ、と思ってしまったんです。
でもね、何回か読んで、さらに皆さんの感想も読んで、もう１回じっくり読んだら、この本（穴？）の奥の深さがよくわかりました。
どんどん成長するにつれて、なくしてしまったもの・・・時にはこんな風に、振り返って思い出してみるといいかもしれませんね。
反対から見るのもおすすめです。

　とにかく娘にとって　何度も手にとる絵本です。
「なくしたものみつけた」と　スコップでどんどん穴を掘ります。　男の子が　小さい時につかっていた「おもちゃ」、つぎは赤ちゃんのときにつかっていた「おまる」など　いろいろなものが出てきます。　あなたはなにをみつけたいですか？って問いかけられているような気がしました。　大人の私も　なんとなくわすれていた幼い頃の思い出がでてそうなきがしました。