「なにたべてるの？」 なかなかよいと思う みんなの声

とても味わいのある猫のイラストです。
なにを食べているのか当てる楽しさがあります。
ぞうさんのリンゴに猫は食べないのと答えている姿をみて、主人公が猫ではなく子供だったらまた違ったストーリーになるなと思いました。
猫が主人公だからこその面白さと、子供が主人公だったら全部食べるになるのかなと思いながら、２重で楽しめました。

絵の具でしょうか、やわらかい輪郭のいイラストでゆるゆると物語がすすんでいきます。
動物の背中を見てのあてっこ、好きなたべもののあてっこと子どもたち参加型のおはなしです。おはなしかいでは最後に子どもたちに好きなたべものを聞いていきます。
各ページ、ねこの表情もおもしろいですよ。

猫が「なに　たべてるの？」と、たずねています。
「どうぞ」とお誘いがあるのですが、「いいえ、けっこう」と断っています。
「いいえ。けっこう」なんて、ちょっとすました言葉じゃありませんか。
猫のつんっとしたイメージに、合っていると思います。
繰り返しのお話なので、小さな子向けかと思いました。

一番最初に　ぞうさんのおしりにニンマリ　しゃく　しゃく　しゃく
「なにたべてるの？」
とらねこがききます
りんご　「きみもたべるかい？
いいえ　けっこう　ねこは　りんごは　たべないの。
このやりとりがおもしろく
いろいいな食べ物の　食べる音・擬音語がいいんですね〜
　
ねこの表情やしぐさが　かわるのも　おもしろく　たのしめます

ねこは、やっと、大好きな　さ・か・な！を見つけて　　　　　　　　　きみも　たべるかい？
こう聞いてくれるのが　なんともかわいい！（うん！たべると答えたくなります）

おいしくたべたんでしょうね　　きっと！
小さい子供に読んであげたらいいな〜　

同じようなセリフの繰り返し。

だけどしれが逆に面白かったのか

気に入って何度か読みました。

絵はちょっとかわいいとは思えませんが

それもいい味が出てたような気がします。

繰り返しや擬音系の絵本は

はずれないです。

なんともふてぶてしい顔の、貫禄ある猫！
娘達も私も可愛い雰囲気の絵本が好きなのですが、
ちょっと首を傾げた表紙の姿に、図書館で素通り出来ませんでした（笑）。
本文中の姿も、何だか偉そうで意地悪そうな顔ですねぇ。
「いいえ けっこう」と丁重にお断りしているけれど、
内心「そんなもの食べるなんて信じられない」と思っていそうな目付き！
そんな猫が、好物を前に目尻を下げる姿は、
それまでの顔とギャップが凄くあって、無性に可笑しかったです＾＾

色々な後姿の動物に出会うネコ。
その動物達は自分の好物を食べています。
この動物は何が好きかクイズをやりながら子供と一緒に読みました。
「いいえ、けっこう」と、通り過ぎるネコの
ちょっと威張った姿がかわいく思えました。
自分の好物を勧めたくなる気持ちは、みんな一緒なのかもしれないですね。

表紙の主人公の貫録に圧倒されたのでこの絵本を選びました。とにかく主人は醸し出される威厳というかオーラがあると思いました。色々な動物に質問する主人公とその動物のやり取りがとても楽しめました。私なら何でも食べたいと思ってしまうのですが主人公は私が食べる物はこれと決まっているからとしっかりとした態度が素晴らしいなと思いました。自分というものをしっかり持っている主人公はりりしくてかっこよかったです。私も主人公を見習おうと思いました。

３歳ともなると、後姿だけで、何の動物かもすぐにわかりますし、それぞれの動物がどんなものを好きなのかも知っていて、簡単に当ててしまいます。それでも、何度も読みたがるほど、娘が楽しんでいるのは、繰り返しのリズミカルな文章と、愛嬌のある動物たちの表情のためだろうと思います。そして、最後に、今までどの食べ物を勧められても断ってきたねこが、「きみも　たべる？」と聞くと、娘はすかさず「けっこう！」と、ねこの口調で答えるのが、かわいらしいです。

ねえ、なにたべてるの？と大きなお尻に話しかけている猫さん。「このお尻は誰のかな？」と娘とあてっこしながら読んでいます。何度か読んでいると、しゃくしゃくしゃく と読むと「猫さんは、りんご食べないんだよ」とお話しの続きを娘が読んでくれるようになりました。

高橋かずえさんの描いた猫さんがお気に入りのようで、絵本の中の猫さんを、両手で包むようにして「猫さんよしよし」と可愛がっています。