「サムならきっとできるから」 なかなかよいと思う みんなの声

お友達に美味しい贈り物をする、クマの親子。
母さんクマは車の中で「サムなら　きっと　できるから」と抱きしめて、送り出しています。

きっと、大人がささっと配れば早いでしょう。
でも、母さんクマは最後までサム一人に任せています。
サムの成長を信じているのでしょう。

見守ることや待つことの、温かさや大切さが伝わってきます。

特にクリスマスの絵本ではないのですが、その雰囲気は十分にあります
。クマさんの作るお菓子が、なんともおいしそうで、それを友達の家に配るサムを母さんが優しく見送る様子があたたかいです。
最後に自分たちで作ったお菓子を暖かい室内で食べる様子が、クリスマスっぽくてなんだかわくわくします。

初めてのおつかい。
この絵本では車から一人で降りて友達の家まで贈り物を届ける事。
「サムならできるから！」と肩を抱くママと一人で頑張ってみるサムの様子が、初めて息子を一人でおつかいへ行かせた時の私たちの様子とよく似ていてニンマリしちゃいました。

初めて一人で頑張ったあの日のやりとりや息子の様子は鮮明に覚えてます。
うちの場合は手紙をポストに入れてくる。だったので本当この絵本に似てます。
その次は、図書館の絵本を返してくる。でした＾＾

サムにとってこの日は特別誇らしげな日になったでしょうね！
おやつもいつも以上においしかったと思うし、「ぼく、できたよ！」と興奮しながらママに話してるんじゃないかな？と息子と重ね、その後の様子まで想像しちゃいました。

自立に向けた小さいけど大きな一歩。
微笑ましいお話でした。

まだ、自分のことは、何でもしたいけど。なかなかできない年頃です。
　3歳前のうちの娘は「サムならきっとできるから」と、私が読んだ後に、復唱して覚えようとしているみたいです。

　かわいい、くまさんのサムがお母さんと一緒に。クリスマスのプレゼントを届ける話です。

　でも、届けに行くのはサム一人で。
　ひとりで、頑張ってプレゼントを届けたサムにお母さんは。「頑張ったね」と、ぎゅううっと抱きしめます。

　抱きしめて、安心して。また頑張るサム。子供も、そんなサムの姿を見て、きっとできるからと、繰り返し言うのです。

　おつかいをしてほしいな。と、思うようになったら、もう少し大きくなりまた、読んであげたいなと思う本でした。