「おてがみちょうだい」 なかなかよいと思う みんなの声

うさぎのピッチが遊んでいたら、ヤギのコージーおじさんが
通りがかります。コージーおじさんはゆうびんやさんで、
みんなにお手紙を届けるのがお仕事。

おもしろそうなので、ピッチはおじさんについて行きました。

手紙をもらって嬉しそうなみんなの様子に
ピッチは「ぼくにはないの？」って聞きますが、
コージーおじさんのカバンにはありません。

お手紙が欲しいなら、誰かに書いてみたらって
コージーおじさんが言うので、ピッチはみんなに
「あした遊びに来て」って手紙を書くのです。

そういえば、手紙って出さないと来ないのはもう知っているけど
子供の頃、どこからともなく送ってくるように思ってました。
出しても嬉しい、もらっても嬉しい。

保手浜さんの版画な絵柄はとってもあったかくて
お話にぴったりですね〜♪

ウサギのピッチが郵便屋さんのおじさんにくっついて郵便配達をお手伝いするお話です。

配達するうちにピッチは手紙が欲しくなってしまいます。それに気付いた郵便屋さんはまずは自分で手紙を書くように勧めます。

ピッチの気持ちを汲みっとってくれる優しい郵便屋さんの姿に心温まります。

読み終わった後、
息子たちは「ぼくもお手紙ほしい」
とニコニコしながら言っていました。

お手紙って大人でも貰ったら嬉しいですし、
子どもたちもこの本を読んで
うさぎのピッチとおんなじ気持ちになったんでしょうね。

ヤギのコージーおじさんのいうとおり、
「お手紙が欲しいなら、誰かに書いてみたら」
とお手紙に興味を持った時に、
やるのが一番！
さっそく、書いてみなくちゃ。

文字がかけるようになったり、

読めるようになったりすると手紙が欲しくなるものです。

郵便受けをチェックしに行くと自分にはないのか・・と

がっかりしているのをうちでもよく見ます。

また郵便配達しているのが白ヤギさんってところも

おもしろくていいですね。

手紙が欲しければ、手紙を書く。

最後にでてきた手紙の数々がとてもステキでした。

うんうん、お手紙もらうと嬉しいよね。と、何回も言いながら娘と一緒に読みました。幼稚園の頃からお友だちにお手紙を渡すのが大好きだったので、そんな娘にはとっておきの絵本でした。
文章もしっかりとしていますので、幼稚園くらいのお手紙大好きな子におススメです。
ますます、お手紙が書きたくなるのでは。

驚く展開があるわけではないのですが、安心して最後まで読める絵本でした。

絵？版画？
保手浜・・・ほてはま？
あっ！「のはらうた」の版画の方では！？

やぎさん郵便のコージーおじさん
やさしそうだし
お仕事ですが
忙しそうでないのがいいです
一緒についていっても叱られないし
一緒にお手紙をもらうと届いた相手が
喜ぶという姿を見ることが出来ます

自分もほしいけど
その前に
自分も出せばいいんだ！

ということに気が付いたピッチ

みんなそれぞれの方からのお手紙で
それぞれのいただいたもの、教えられたことを
持ち寄るという
ピッチのおうちでの遊びも素敵ですよね

お礼の葉書も個性があって素敵

そして、絵本を閉じると・・・

いいですね
感謝の気持ち、相手を想う気持ちって
大切です

ウサギのピッチがおてがみがほしくて、
ゆうびんやさんのコージーおじさんに相談します。
コージーおじさんは「おてがみがほしければまずじぶんで
かいてみるってのはどうだい？」と提案してくれ、ピッチは
「あしたあそびにきてください」というおてがみを
ともだちに書きます。
みんなは遊びに来てくれて・・それはもちろんうれしいのだけれど
ピッチはおてがみがほしいのだよなあ・・とも思ってしまうのです。
そうそう。気持ちはわかる！私だけでなく娘も本当にピッチの気持ちが
よくわかるだろうなあと思いました。毎日のようにお手紙を書いて
いますから（そうして私や夫も娘からお手紙がきてもなかなか
お返事を書かない・・ごめんね）。
ピッチのところにはみんなが遊びに来た翌日、「きのうは楽しかった」
というお手紙が届きました。よかったね。
私も娘にお手紙を書こうっと。