体が不自由なヒトにとって(病気でも怪我でも子どもでも大人でも)
別の居場所があるのは大事なことなのかもしれません。いえ、体が
不自由でなかったとして、誰にだって「自由でいられる場所」を持つ
ことはいいことに決まっている、そう思います。
だから、この絵本のような物語は救いになるのかもしれません。
でも。もしかしてそれは私自身が今特に不自由なく暮らしているから
思えることなのかもしれない・・そう思うとちょっと複雑な気持ちに
なります。
我が家の娘は脊髄の先天異常で下半身にいろいろと不具合があって。
今は足の手術をしていちおう「普通に」暮らしていますが、娘が
読んだらこの絵本に対してどう思うかな。「夕あかりの国」は素敵
だけど、それでもやっぱり夕あかりの国以外でも普通に歩いたり
できる方がいいな・・そう言うのではないかとも思ってしまうのです。
もしかしたら能天気な娘ですので「よかったね」って思うだけかも
しれないのではありますが(笑)。