私も含め、きれいで安全な水があることが当たり前の日々。
こども達に「水の大切さ」を伝えたくても、
いまひとつ伝わらないもどかしさ。
この本は、水の子の冒険を通して、
「きれいで安全な水」は当たりのことではないということ、
じぶん達が水を大切に使い、きれいで安全な状態に守って
あげなければいけないということをさりげなく感じさせてくれます。
5歳の娘には、難しい表現などもあったのですが、
かわいらしい水の子の冒険は、先へ先へと娘を誘導し、
その中で、普段 家族や先生に言われる「水を大切に」の
本当の意味も、なんとなく感じてくれたようです。
『2015年までに安全な飲み水を手に入れることのできない人口を
半分に減らすこと』
国連の目標とは裏腹に状況はますます危うくなっています。
子どもの頃から、意識させ実行させることが大切だと
改めて感じました。
ただ、この本は、「水の大切さ」をわかってもらうには、
小さな子には少し長く、遠回りな感じもしたので、
幼児向けにもう少し簡略化されたものがあればいいなと思いました。