感情むき出しの1、2年生なら
読み聞かせる側も反応がダイレクトに受け取れ
自分たちも楽しめるのだが
3年生にもなると成長の早い子は
周りを気にして反応しなくなるので
一くくりにはできない難しいお年頃なのだ。
さて今回はその3年生がお相手。
ぬいぐるみのくま、という設定の時点でちょっと幼稚かなと思いつつも
3年生はクラスによっては前に集まらず
自分の席に座ったままの場合もあるので
後ろの席まで見える、まずは大きな本というところで選んだ。
6匹のねずみをふくろう、きつね、へびから守るくまくんの知恵も
3年生にはちょっと幼稚かもしれない。
しかしここは読み聞かせのし甲斐があるというもの。
焦点をくまくんじゃなくて愚かな天敵たちに合わせ
ラスト2ページ目の騙された3匹のリアルな絵を
腕をぐっと伸ばして子供たちに向け
「あれは、ねずみだー」とちょっと大きな声で読んだ。
そして次のページは軽快に
おバカな天敵さんたち、ぼくたちの勝ちだね、という雰囲気で
読み終わった。
1,2年生には話が長すぎる(7分30秒)し
3年生には話の内容が幼いということで星4つ。