長女が年少さんの頃、同級生のお母さんが「うちの子ったら毎晩寝る前に、『おどる12人のおひめさま』ごっこをするのよ。」とのお話。すると、他のお母さんが「あーあれってル・カインの絵が素敵なのよね。」「えっ!みんな知っているの?私、知らない。」って心の中で叫びました。すぐさま本屋へ飛び込んで、手にとってみると見たことのないような絵本でした。これが絵本?なんと表現したらよいのでしょう。美しい!の一言です。第一印象としては子供向きではないと思いましたが、私が一目惚れしてしましました。
物語は、毎朝ぼろぼろになっている12人のお姫様たちの靴の秘密を解き明かしたものを婿に取る、との王様のおふれに一人の兵士がこたえる、というグリム童話です。
長女がこの本に興味を示したのは小学校中学年になってからでした。「5歳から」となっていますが、自分で読んで物語のおもしろさや絵のすばらしさがわかるのはその頃かな。