「意地悪はいけないこと」と明解に描かれているむかし話です。
めをだせ めをだせ かきのたね〜 と楽しく始まり、
ならねと はさみで ちょんぎんぞ〜 うわぁー懐かしいと思いながら読んでいると、、、そこにできてきた意地悪さる。
手伝うフリをし、柿をかにに投げつけ、かには死んでしまいます。
その中から子蟹がでてくる場面は子供にはちょっと衝撃すぎる気もします。
敵討ちにいく子蟹の数がすごい!! とてもダイナミックなのですが、
やはり投げつけられたかにが生きていてそのかにが仕返しに行く方が良かったな、とは思います。
親蟹が死んでしまうことで更にインパクトが強くなっていいのかな、とも思いますがうちの子はその場面がとても嫌いです。
(イラストのさるを叩いていたぐらいです、、、)
悪いことをしたさるをみんなで仕返しをする、仕返しということを教えていいのか?考えると難しいことですが、悪いことをする人にはいいことはないよと伝えやすいと思います。
かわいらしい蟹、いかにも意地悪なさるの表情がとてもよく描かれているイラストがお話を盛り上げてくれていると思います。