「ちょっとまって」 なかなかよいと思う みんなの声

こねずみのシムくんは

お母さんにお使いを頼まれました。

お誕生日パーティーのお誘いをまゆさんの家に

会いに行くというおつかいです。

シムくんの首にオレンジ色のリボンをつけて

お誕生日の「お」はオレンジ色の「お」

と忘れないようにやってくれました。

ただこのリボンが道中で増えていって

全部覚えられるのかしら？と不安になりました。

最後はどうなるのかしら？

間違えずに全部言えるのかしら？

最後の最後まで楽しかったです。

岸田今日子さんの娘の飼っていたネズミシマネズミ　　
わすれんぼうなんだって　娘さんも忘れん坊だなんて・・・

シムくんのお誕生日　おかあさんに　おつかい頼まれてまゆさんを招待するの。わすれないように　リボンを付けて

そこで出会った　タンポポ　リス　きつね　カメ　　みんな　まゆさんにつたえてほしいことがあって　お願いされて　しかも忘れないように
リボンを結んでくれて・・・

まゆさんはおんなのこ　シムくんがおつかいのたのまれごと　思い出せなくて・・・　まゆさんは　リボンをむすんでおくから　おもいだしてって、しっかりものの　まゆさん

まゆさんは賢い女の子だから　シムくんの通ってきた道をみたらわかるの

みんなで　シムくんのお誕生日会　シムくんりぼんをみておもいだせたかな　頼まれごと
　　
リボンを結ぶ　色で思い出す　なかなか高度な頼まれごとですね　　シムくんだけじゃありませんよ！
　
佐野ようこさんの絵が森の友達の様子がよく分かるステキな絵です

タイトルからは解りにくいのですが、お誕生日のお話でした。
お誕生日当日に、おつかいに出るシムくん。
忘れないようにと、リボンを結ばれます。
そして、次々にいろんな色のリボンが、シムくんの体に・・・
カラフルなリボンで飾られて、シム君自身がプレゼントのように見えました。
シムくんのいい間違いには、子供も笑っていましたよ。

4歳1ヶ月の息子に読んでやりました。いろいろな頼まれごとをされますが、それらを忘れないようにとリボンをつけて覚えていくのですが・・・。やっぱり、頼まれ始めるととまらないというのが世の常。沢山のリボンでどれがどれだかわからなくなってしまいます。でも、そんな混乱でも最後にはちょっとびっくりが！かわいいお話です。息子にはこんなに頼んでもだめなので、1つずつしか頼めませんが、頼むときはこういう方法もあるかもな・・・と思いましたよ。

岸田今日子さんの絵本とあって手にしました。
まるで岸田さんの語りのような物語で、佐野洋子さんの絵がやさしくマッチしています。
行く先々で色んな動物に声をかけられて用事を頼まれるシム君。
そのたびに思い出すようにリボンをかけてもらうのですが、数が多すぎて読んでいるほうまでハラハラ。
すべてお見通しのまゆさんが心強いです。

こねずみのシムくんが、お母さんにおつかいを頼まれます。
こどものおつかいは、途中で忘れないかと心配ですよね。
その姿が共感を呼ぶのか、5歳の二男はこのおはなしを気に入って、何度も読んでと言ってきました。

佐野洋子さんのほのぼのした絵と、愛らしいシムくんがとても可愛いです。
幼稚園くらいの子どもと読むと、丁度いいかもしれませんね。

絵本のカバーの後ろ側に岸田今日子さんと佐野洋子さんのコメントが乗っています。
絵本の内容と、そのコメントを読むと、岸田家の親子の姿を想像しながら、この絵本を読むことができて、私も”幸せな時間”を分けていただいたように思えてきます。

”シマネズミ”から、こんなステキな物語に発想を膨らませることが出来ることに、感動しました。

とってもステキな絵本でした

お母さんにおつかいを頼まれて、家を出るときに結んでもらった赤いリボンから始まって、いろいろな動物に用事を頼まれるたびに増えていく色とりどりのリボン。
こういう発想って、自分にはとても思いつかない。
お話が面白いからか、2歳の娘には少し理解するのに長めの文章だけど、じっと聞いています。
佐野洋子さんの絵もぴったり。
決して派手ではないのに、色使いがとても素敵で、とってもかわいいんです。