男の子が生まれたらこいのぼり、女の子なら雛人形。
当たり前のようにただそう思っているけれど、ひな人形にどういう思いがあるのかはあまり考えたことがなかった。
子どもに聞かれて、ふと、なんかいわれがあるんだろうね、というあいまいな返事をしていました。
そこで、たまたまた見つけたこの本を子どもと一緒に読みました。
むかしの話。貧しくて、人形は木を結んでつくった木の人形。熱が出ても、お医者さんにかかることもなく、ただただ祈るように治ることを願った時代。
そんな中、生まれてきたものだったんですね。
子どもが無事であること、健康であること、幸せになることを祈る。いつの時代であっても親が願うところは同じです。
むかしの人が、子供の健康を祈ってお雛様を飾ったのだということをちょっと心に置いて、今年のひな祭りを迎えたいと思います。