こどもの頃から「お気に入り」ができること、ありますよね。私はこどもの頃からぶたが好きでした。物心つく前、沢山の種類のぬいぐるみからなにかひとつ、と言われて「ぶた」!母がウサギやクマさんをさりげなく見せても、抱え込んでこれ!ぶたさん!
そう聞かされた影響ももちろんありますが、長じて現在もなんとなく気にかかる、つい探してしまう存在です。
この本のオリビア、こぶたの女の子です。ニューヨーク在住。おしゃま、と言う日本語を思い出させてくれた魅力的なこぶたです。
ブタを描いた物語、絵本はそこそこありますが、愛らしかったり素朴だったり、のんびりやだったり…スタイリッシュかつシャープなキャラクターはなかなかいません。行動的で独立心にあふれていて、女の子だからこその大人びた言動も都会的な暮らしもいい!
愛すればこそ、いろいろなぶたの存在を認めて愛でたいもの。こぶたさん好きにぜひ。弟のいるお姉ちゃんならなおさらはまるかも。