3人のおばさんたちと暮らし始めたペッテルとロッタが迎えたクリスマス・イブにやって来たのは「やぎおじさん」でした。プレゼントをもらい大喜びのふたりは「やぎおじさんっていったいだれ?」とおばさんに聞くと、魔法をかけられた王子様でクリスマス・イブにだけやぎおじさんに変身すると教えてくれました。春が過ぎ夏も過ぎた頃、森の中でふたりは男の人に出会います。この人がやぎおじさん・・・?そして、次の年のクリスマス・イブがやってきます。
みどり、ちゃいろ、むらさきの3人のおばさんシリーズのお話しです。「やぎおじさん」にはじめは子どもたちもピンとこなかったようですが、お話しが進むうちにお話しの世界にどんどん入り込んでいったようです。ペッテルとロッタ、そしてかわいい双子のあかちゃんたちの様子が生き生きと描かれています。ベスコフの細やかであたたかい絵が、絵本の世界にと誘い込んでくれます。お話しは長いので、ゆっくりとお話しが聞けるようになった年長さんくらいからでしょうか・・・。