サッカー少年の勝くんは
夏休みなのにケガで練習は出来ないは
レギュラーから外されるは
図書委員の作業をひとり任されるは・・・
勝くんだけでんあく
ついてないことって
誰にでもあります
自分より大変な人が居るんだ・・・と
思うと
気が楽になったりするのは、私だけではないはず(笑
勝くんは、不思議な体験をします
今まで知らなかった図書室の地下で
鈴の音ともに現れる貸出カードのないまゆこちゃんと
これは・・・と、すぐに想定出来ます
初恋?
おかあさんの小学生の頃の友達関係と初恋
そして、獣医の性格の素敵なお父さん
小鳥専門獣医のお母さん との関わりも
なんとも素敵です
患者?患鳥?のナツメちゃんの出来事もショッキングです
身近な「死」を感じる機会がない現代の子どもさん達
でも・・・
情報的には、TVでもネット、ゲーム?でも
日々、「死」が軽々しく扱われているようにも
私は、感じています
「命」を考える時
「この一瞬を大切に生きることの大切さ」
「いつも通り」はそうではない
ことに気付いてほしいーという
東日本大震災後に感じた作者さんの気持が
注ぎ込まれた作品だそうです
サッカーの友達 竜くんやコーチや
お寺のたくみさんとの関わりの中で
人の「思い」?「想い」?に気付くことの大切さも
含まれているようにも思いました
勝くんは、5年生
でも、小学中学年位からOKだと思います