クレメント・クラーク・ムーアによる有名な詩「The Night Before Christmas」には、
いろいろな画家が絵を添えていますが、
ホリー・ホビーの絵では、もう一人の目撃者が描かれ、興味深い展開です。
クリスマスイブに、寝静まった一家の家にやって来たサンタクロース。
実はパパがその光景を目撃していたという訳ですね。
表紙の絵で印象的なのですが、寝静まった子どもたちの中で、
一人、パッチリ目を覚ましている子がいますね。
そう、この赤ちゃんも目撃者として描かれるのです。
パパの目線とは違った、どこまで理解しているかわからない子の目撃者という存在感がいいですね。
絵は古風ですが、粉雪の質感や光の白色が独特で素敵です。
そうそう、ねこやねずみたちも忘れてはいけませんね。
小学生くらいから、たっぷり絵から感じてほしいです。