「まてまてタクシー」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

月刊誌で出た際に、クラスの子ども達の反応もよく印象に残っていた一冊です。

ハットさんがタクシーに忘れものをしてしまうのですが、忘れ物に気付いたときの一言が「わおっ！しまった！」と、だいぶでかめのリアクションでもう面白い。

そこから走ってタクシーを追いかけます。
徒歩vs車。

色々あって車を見失い、とぼとぼ帰るのですが
その表現も「とぼとぼ、とぼとぼ、とぼとぼ、とぼとぼ」ともうめちゃくちゃしょんぼりしてる！
4回も繰り返されるとぼとぼ！最高です。

最後はハッピーエンドで、おじさん2人が大好きなドーナツを食べてにっこにこです。最高です。

追いかけ方の笑える独特さと、繰り返しの文章やオノマトペによる読みやすさが混在する、大人も子どもも楽しい絵本です！

言葉自体が単純なので、繰り返し読むうちに2歳児の子が一緒に声を出してくれるようになるのも、この手の絵本の素晴らしさではないでしょうか。
さあ、みんなで一緒に「とぼとぼ…」ではなく、「まてまてタクシー！」

帰宅時に乗ってきたタクシーに忘れ物をしてしまったハットさんが、タクシーを追いかけるお話でした。
タクシーを追いかけるハットさん。「まてまて」
単純なストーリーでしたが、なぜかとても楽しい不思議なお話でした。

ハットさんが、タクシーに忘れ物をして、タクシーを”まて〜まて〜”とどこまでも追いかける気力が凄いなあと感心してしまいました。なんだか、緊迫感はなく楽しく追いかけているみたいで楽しく読みました。私なら、鍵を忘れてというオチなのですが、なんとドーナツだったのでハットさんが凄く可愛く思いました。運転手さんとドーナツをだべるハットさん凄く幸せですね！私も今日のおやつは、ドーナツにしたいと思います！

タクシーを降りて、タクシーが行ってしまった途端に、
タクシーに忘れ物をしていたことに気づきます。
ああ、こんな経験したくないです。
ハットさんがどうしたかと言うと、全力でタクシーを追いかけます。
どんどんどんどんどこまでもどこまでも。
でも、とうとうわからなくなってしまいました。
とぼとぼと、疲れて帰るハットさん、かわいそうです。
どんな大切なものをおいてきてしまったのでしょう。
ところが、運転手さんが、気が付いて、待っていてくれました。

おじさんがタクシーに忘れ物をしてタクシーを追いかけるストーリー。
作者西村さんの絵がとてもダイナミックで良い味を出していて、小さな子どももわかりやすく面白いと思います。
結局タクシーに追いつくことができず、とぼとぼ家に戻るとタクシーの運転手さんが家まで忘れ物を届けに来てくれています。何をタクシーに忘れたのか気になるところですが、とっても可愛らしい忘れ物でした。そしてその後の展開もほっこりすること間違いないと思います！とっても楽しくなる１冊でした。

図書館でも読み聞かせに読んだことがあり、自分でも楽しかったので自分用に購入しました。
西村さんの独特な絵が味がありいいです。
よく見ると、細かいところまで表情豊かに描かれていて、絵を見ているだけでも楽しめます。
最後に運転手さんと一緒にドーナツを食べるところもほのぼのした終わりで好きです。

２歳と４歳の子に読みました。
タクシーにわすれものをしてしまったハットさん。あわててタクシーを追いかけます。その追いかけっぷりが（ハットさんには悪いですが）愉快で面白かったです。
２歳の娘も気に入ったようで「タクシー読んで」と持ってきています。

売れてる本のランキングに載っているのを見て気になり、図書館で借りました。
息子は釘付け、印象的なセリフも多いので、ほとんどのページを覚えて読んでいました。

おもちゃで遊んでいる時も
『わぉ！しまった！』
『えっちらおっちら、ごろんごろん』
『○○さんのせてね、△ー△ー△ー』
『どっちいった？あっちいった』や、もちろん
『まてまて、○○ー！』と、本の中のセリフをアレンジして使ったりしています。

とぼけたような絵もセンスのある文体も、読めば読むほど
世界にハマっていって、好きになりました！
この作者の本をもっともっとみせたい！と思うきっかけになった1冊です。

とぼけたお話ですが、幼児のウケは間違いなし。
タクシーを追いかけるハットさんがとてもユーモラスですし、「あのタクシーを探せ」状態のミッケ的感覚も楽しいですし、何よりタクシーに乗って帰ってきたはずなのに、それ以上の大変な思いをしているハットさんに笑ってしまいます。
オチもビシッときまりました。

文字も少なく単純な内容ですが楽しめます。
娘のお気に入りのようで、5歳になった今でも時々読んでます＾＾

タクシーに忘れ物をして頑張って追いかけますが追いつけず。
でも、運転手さんがちゃんと気付いて届けてくれます。
忘れ物って何でしょう！？

結果はハッピーエンドですが、娘には外では置き忘れしないように教えたいです（笑）

【事務局注：このレビューは、「まてまてタクシー」こどものとも年少版　2011年6月号に寄せられたものです。】