「子どもたちへ、今こそ伝える戦争 子どもの本の作家たち19人の真実」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

日ごろ絵本や児童書で目にする作家さんたちの中で、戦争体験者がこれほど居られることに驚きを持ちつつ読みました。
出版されて７年が過ぎ、亡くなられた方もいるほどに、高齢の方々です。
ここに名を連ねた１９人は、戦争に対するそれぞれの思いを持ちつつ、絵本や物語を書かれてきたのです。
はっきりと戦争体験が出てくる作品もあります。
体験に裏打ちされた思いを、別の形で表現された作品もあります。
何より戦争を知らないで育った自分たちにとって、作品を通して知っている方々の語る戦争は、とても貴重だと感じました。
その上で、世界で繰り返される戦争や、きな臭い情勢に目を向けることはとても重要だと思います。

親も戦争を知らない世代、祖父母も戦争を知らない世代（知っていたとしても当時幼子だったとか）の現代の子供達に戦争体験を話してくださる方は本当に少なくなっているかと感じています。
でも、やっぱり未来を担う子供達には戦争の悲惨さと命の尊さ大切さはよく知ってほしい。
そう思った時にたどり着くのは本ではないでしょうか。
作者１９人の真実、リアルを感じられて子供達の心に響くのでは！と期待しています。