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アンネとその友だち二人が表紙で、アンネのまっすぐとしたまなざしが印象に残ります。 幸せな家族にひたひたと忍び寄るユダヤ人への迫害。短い絵本のストーリーからもアンネを襲った一連の出来事が伝わってきます。 子どもの頃、アンネの日記を読みました。戦争が終わるのがもう少し早ければ助かった命だったかもしれないことを思った時に、アンネの思いは如何ばかりだったかと。 最近伝記絵本を中心に読んでいるのですが、伝記絵本の一つの特徴として主人公の表情の迫力があります。 先に同じアンジェラ・パレットの『絵本ジャンヌ・ダルク伝』を読みましたが、こちらも非常に印象に残る絵でした。短い生涯を送った意志の強い少女ということが二人の共通点でしょうか。 『アンネ・フランク』の絵本を読まれたら『絵本ジャンヌ・ダルク伝』もお読みになることをお勧めします。
投稿日:2013/11/09
知っておかなくてはならない、過去のできごと が家で話題になった時に、この絵本を借りました。 ある日突然やってきた、理不尽な差別と迫害をうけながら、ひっそりと暮らしていたアンネ。毎日の出来事や戦争が終わる日を夢見て日記を綴りる普通の女の子。でも結局は、ナチスに見つかり死んでしまいます。 実際の「アンネの日記」を読む前の導入として、怖すぎず、でも当時の状況が伝わってくる、いい1冊でした。
投稿日:2021/08/26
表紙の少女たちの表情が気になって、手に取りました。 「アンネの日記」がどのようにかかれ、出版されたかを描いたお話です。 13歳の誕生日に日記帳をもらったアンネ・フランクは、ナチスから身を隠す生活の中で、日記をつけ始めます。 小学校や映画館、公共の施設から、何の罪もなく迫害されるアンネたちの様子を見て、とても悲しく、くやしい気持ちになりました。 「アンネの日記」を読みたくなりました。
投稿日:2021/06/12
「アンネの日記」でも有名なアンネ・フランクの伝記絵本です。 漫画から小説まで、アンネ・フランクの本はたくさんあるので、読み比べてみるのもまた面白いですね。 こちらは絵本ゆえに、イラストからも当時の情景や環境も読み手の子供たちにも伝わりやすい本に感じました。
投稿日:2021/01/27
オランダに行った後に、娘に読ませました。この家行ったね、かわいそうだよね、と絵本を読みながら親子で話しあいました。 ユダヤ人が迫害され、好きなこともできず、8人で隠れ住んで、もう少しで戦争も終わるときにつかまり死んでしまう人生。 戦争はいけないと思える大事な本です。 ぜひ全員に購入してほしいです。
投稿日:2016/03/20
8歳の息子と読みました。 あんなに有名な「アンネの日記」を読んだことのない私。 「アンネ・フランク」についての大雑把な理解しかなかった私ですが、 一家がドイツからオランダへ移った事や、 チフスにかかり亡くなった事等、この絵本で初めて知りました。 8歳の息子は東京育ち。 地域でも小学校でも多国籍な環境で育っている息子には、 「ナチスドイツのユダヤ人迫害」について理解するのは ちょっと難しかったようです。 特定の民俗であるというだけで、 胸にワッペンをつけたり、 映画館に入れなかったり。 「これは絵本だけど、ここに書いてあることは、 本当に起きたことなんだよ。」と、何度も、何度も、 言って聞かせました。 改めてこうして振り返ってみると、 戦争というのはなんと残酷なことかと 改めて思い知らされました。 そしてその残酷さと、過ちの反省を次世代へ語りつないでいくことが、 大人になった私たちの仕事であることもまた 実感させられた一冊でした。
投稿日:2014/12/09
ユダヤ人の大量虐殺という愚かな行為を、 こんなことが本当にあったのだということを、 伝えるべきだと思うので、私は娘にこの絵本を読みました。 伝記として、淡々と語り進んでいくアンネたちの環境の変化、 じわじわと悪い方へ悪い方へ進んでいく悪夢のような日々。 読み終えた時、こんなのおかしい、こんなの変だ、と娘は怒っていました。 ユダヤで思い出したのか「エリカ 奇跡のいのち」も一緒に持って来たので、 続けて読み、やはりとても理解できないことが起こっていたのだという事実に、 驚きと怒りがおさまらないようでした。
投稿日:2008/05/13
アンネの日記を読む前の子どもたちにおすすめです。 もちろん読んでからでもOKですよ。 ナチスとか、ユダヤ人迫害とか、子どもにもよく分かるように書かれています。 残虐なシーンがないのもいいです。 裕福に幸せに暮らす家族が、差別によって身を隠し、やがて引き離されしまうなんて、 本当に人間の思想というのは怖いものだと思いました。 こんなことが繰り返されないように、子どもたちには自分の意思をしっかりもって生きてもらいたいと心から思います。 助けてくれた人々への感動も残りました。 この普通の日々の生活を送れる感謝も持っていたいです。
投稿日:2008/01/05
二十数年前に読んだ 「アンネの日記」を読みかえしたくなりました。 この絵本に出会った 子供達にも ほんの少しの予備知識を与えたら 「アンネの日記」や「アンネ・フランク」の伝記を 読んでみたいと思うかもしれません。 同じドイツ人として生まれたのに 戦争による社会情勢の変化の原因を押し付けられ 迫害されたユダヤ人の人達。 何も悪い事をしていなくても 逃げ回り 身を潜めなければ生きてさえいられなかった アンネ一家の2年余りの日々。 どうして こんな事が起きてしまったのか どう考えても 理解できません。 …でも これが 現実。 戦争や差別の痛ましさをを知り 自分達がどう生きれば良いのかを 知らせてくれる絵本となることでしょう。 丁寧に描かれた繊細な絵が このお話を引き締まった気持ちで読ませてくれます。 小学校中学年位から…といったところでしょうか。
投稿日:2006/09/13
「窓の下は戦争。」 アンネ・フランクは隠れ家で日記帳にこう記します。 有名な『アンネの日記』が書かれたいきさつなどを 絵本化した作品。 丁寧な絵が、戦争の緊迫感やアンネの心情を伝えています。 こんな時代があったこと、親の私たちの世代も知りません。 それだけに、やはり読んでおかないと、と思います。 戦争はいけない、誰でも当然と思っています。 それなのに、あちこちで憎しみからのいさかいが絶えません。 日々の生活の中で私たちも見逃していることかもしれません。 このような絵本で、他人事ではなく、 そっと、考える時を持ちませんか?
投稿日:2006/08/29
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