「さるとわに」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

小学校で読み聞かせを始めた頃に読んだ絵本です。
高学年で読んであげるのに、どの本がよいか
選んでいた時に、最後の結末に
はっとしました。

親子ともども「おぉぉ！！」
という驚きと感動がありました。

一度は、わにに騙されてしまったさるですが、知恵を出して命拾いをしました。わには、それでも諦めないでさるの居場所を見つけて今度こそと挑みますが、やっぱりさるのほうが勝っていました。
一度騙されそうになったサルが用心深くなったのだと思いました。さるの言葉「きみには、やっぱりすきをみせないことにするよ」が正解だと思いました。

さるを食べようとしているわにと、それからなんとか逃れようとするわにの知恵くらべのお話です。
小学校２年生の息子と読みました。
ポール・ガルドンの絵は、伸びやかで表情豊かで大好きです。こちらの作品も、わにとさるがとても魅力的に描かれているので、大人が読んでも楽しめました。
これなら、高学年への読み聞かせにもぴったりだと思います。

ポール・ガルドンの作としって読んでみました。
さるを食べたいわにと、わにから逃げるさる。さるの賢さがきわだつお話です。が、わにも憎めません。
そして、なんといっても、ポール・ガルドンの描くいきいきとした絵が楽しめました。

猿とワニの知恵比べのお話でした。猿がとってもずるがしこくて、子供はそんな姿に大笑いでした！！食べられるかもって言うスリルもあって、子供はドキドキハラハラで見ていました。お話はちょっと長いのですがおもしろいのであっという間に終わってしまいます。

お腹をすかせていたわにが木の上にいたさるを言葉巧みにだましました。
ところが機転をきかせたさるはうまい方法で逃げ切ります。
あれっ？このお話しなんだか聞いたことがある？！
先日読んだ「りゅうぐうへいったさる」（猿の生きぎも）によく似ているのです。
解説を読んで納得しました。
このお話しはジャータカ物語の中の一つ。
ジャータカ物語とはいろいろな動物の姿で現れるブッタの前世を語る
古いインドの寓話集なんだそうです。
昔むかし、仏教とともにこのお話しも伝わり、日本でも伝承されてきたのかな？
この作品ではカメでなくわに、またマンゴーの木などでてきます。
日本では日本の風土に合うように変化し語られてきたと思うと
ちょっぴり歴史のロマンを感じました。
読み比べてみると面白いと思います。