童話「くまの子ウーフ」の中で、1番初めに収められているお話です。好奇心旺盛、元気いっぱいのウーフのことを紹介するのに、ぴったりのお話ですね! かわいらしい絵を見ながら読むと、より一層おもしろさが伝わってきます。小さいお子さんにも、ぜひ読んであげてほしい、お薦めの1冊です。
娘は、読み終えた後に、魚よりも、みつばちになりたい、と思ったようで、ぬいぐるみを集めて、みつばちごっこを始めました。でも、魚のことにも、興味がわいた様子。魚には、まぶたや舌がない、とわかると、「じゃあ、眉毛はある? お鼻は?」と、いろいろと質問してきました。そして、裏表紙の、ウーフが魚になった絵を見ると、「ウーフの手も抜かれちゃったの? 舌は?舌も抜かれちゃった?」と、心配そうに聞く娘が、とてもかわいく思えました!
ウーフの本を読んでいると、子どもの素朴な疑問に思わず笑ってしまいますが、親としては、時々答えに詰まってしまうこともあり、単に知識の面だけでなく、子どもの心に応えるべく、柔軟な心を持ちたいな、と願っています。