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おおきな やかたの ものがたり自信を持っておすすめしたい みんなの声

おおきな やかたの ものがたり 作・絵:青山邦彦
出版社:PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2006年10月
ISBN:9784569685991
評価スコア 4.57
評価ランキング 5,774
みんなの声 総数 22
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  • 幸せの形

    作者は建築の専門家の方らしく、建物が外観はもちろん内部まできっちり描かれていて、すごく素敵です。
    いかにも欧州風の素敵な大邸宅が、時代を経ていろいろな持ち主の手をわたるうちに、ホテルになったりレストランになったりと改築を繰り返していったあげく・・・。
    最後のページ、街の俯瞰図のなかで、いったい「やかた」はどこにいった?と探してしまうくらいの変貌ぶり。
    でも、「やかた」は、その姿で幸せなんだと思うのです。
    幸せの形って、決して見かけや大きさだけではないんですよね。
    3歳の息子には、その辺はまだあまり理解できなかったようでしたが、建物が次々変身していく様子が楽しかったようです。

    投稿日:2008/09/24

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  • 大きな屋敷の生きる道

    青山邦彦さんらしい、細密な絵と建築設計士らしい、建物に思いやりを持った絵本だと思います。
    主役となった大きな屋敷の内部構造が、ほれぼれするくらいに想像を掻き立てます。
    それだからこそ、屋敷の変貌に思いを寄せることができるのですね。
    大富豪の持ち家だった屋敷は、主人がいなくなると寂しいばかりの姿に見えました。
    それでも、ホテルやレストランと、変化しながら、人との関わりに幸せを見出してきたのです。
    そんなお屋敷が、火事で廃墟となってしまったら、全く暗澹たる場所になってしまいました。
    屋敷は使われてこその場所ですね。
    お屋敷の再生が希望に満ちていて気に入っています。

    投稿日:2024/07/04

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  • 大人も楽しめる!

    青山さんの作品で気になっていた作品です。
    想像どおり素敵な作品で、大人が読んでもとても考えさせられて楽しめる作品でした。
    おおきなやかたが時代の流れとともにいろんな用途で使われていく様子を描いたストーリーになっています。建物の意味をとても考えさせられる作品で、建物は人が使ってこそ意味があることを教えてくれます。
    館や街並みの様子がヨーロッパのようで、素敵な雰囲気です。建物の断面がわかるようになっていて、建築物が好きな方にもおすすめの1冊です。

    投稿日:2016/02/26

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  • 館の人生

    このお話は立派な館のお話でした。昔は、とっても立派なお屋敷だった館は時代の流れによっていろいろ用途に用いられデザインもいろいろ変わっていきました。その中で館が自分お姿に葛藤しているのを見てうちの子は「僕の家もなんか思ってるかな??」って家の気持ちを考えるようになりました。

    投稿日:2014/08/19

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  • 建物に心があったら・・・

    昔建てられた大きな立派な館。
    最初は貴族の住む館でした。
    時とともに、その館はホテル、レストラン、お店と移り変わり・・・。

    途中で火事に見舞われた時は私も悲しくなりました。
    始めは「立派なやかた」と言われるのが何より嬉しかった館が、子供たちとの出会いを通して徐々に気持ちに変化が現れます。

    もし、建物に心があったら・・・。
    このお話にでてくる子供たちのように掃除があまり上手ではなくても、建物を大切にしようとする気持ちと、何よりそこに住んで幸せだと感じる気持ちが、建物にとっても何より嬉しいことなのではないかと思いました。
    建物を大切にする気持ちが芽生える絵本です。

    投稿日:2013/02/08

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  • おうちを描く楽しさ

    きっと作者の青山さんは楽しんでこのおうちの絵本を描いたの
    だろうなあって思いました。建築家のお仕事だとひとつのおうちを
    作ったらおそらくそれでお仕事は終りになるのでしょうけど、絵本作家
    ならばひとつのおうち(この場合は「おおきなやかた」ですけど)を
    いろんなおうちに変身させることができますものね。
    いろんなおうちに変身したおおきなやかた・・中でも私がいいなあと
    思ったのは「ホテル」と、もちろん最後の「おやのいないこども達の
    ためのいえ」です。ホテルは自分が泊まってみたいなあと思ったので
    すけれど(笑)、ほんとにおおきなやかたにとっては、「こども達の
    ためのいえ」であることがとっても幸せなのだろうなあって思いました。

    投稿日:2012/06/09

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  • 立派なヒゲをたくわえた老紳士

    大きな館からの目線で描かれた絵本です。

    毎日盛大なパーティーが開かれるほど立派だった館。
    ところが時代の流れと共に、衰退し、改築されてはいろんなことに
    利用されていきます。終いには、火事に遭ってしまい・・・

    最終的に、館が落ち着いたカタチとは??

    建築設計の仕事の経験がある作者だけあって、建物の描写は細部まで
    細かく描かれており、かなりの見応えがあります。
    館の全貌をよく見てみると、立派なヒゲをたくわえた老紳士のような
    表情が見てとれて、建物の気持ちを描写するに当たり、館を擬人化
    したかったのかなと感じました。

    最初に描かれた館より、最終ページの館の方が、優しくニッコリと
    微笑んでいるように見えるのは私だけでしょうか。
    建物を見る目が変わりそうな、素敵な一冊です。

    投稿日:2012/03/06

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  • 昨日読みました。

    青山邦彦さんは、『いたずらゴブリンのしろ』から好きになった
    作家さんです。
    建築家を経て作家になられただけあって、絵がとても細かく、
    すばらしいです。
    この絵本も「やかた」がホテルやレストラン、ショッピングモールと
    さまざまに変化していきます。
    その変身ぶりがさすがだなぁと思わされるばかりで、
    読んであげるのを忘れて、じーっと絵を魅入ってしまいました。
    8歳の長男は、「やかた」にしっかり顔があることに
    いち早く気付いたようで、他の兄弟に言いたくてたまらない様子でした。
    教えてもらったほかの兄弟も「ほんまやぁ〜♪」とニコニコ。
    最後に、「やかた」は子供たちのおうちになるのですが、
    その子供たちのおうちがどの部屋もステキで…^^
    みんなで、自分ならどの部屋が良いか真剣に考えました。
    ぜひ、読んでみて下さい!

    投稿日:2010/11/22

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  • 時の流れと建物

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子13歳

    「館」と呼ぶにふさわしい建物が主人公。
    どことなく顔に見えるのが不思議です。
    最初は貴族が住んでいたというのですから、
    ずいぶん昔のことなのですね。
    それから、ホテルやレストランになったり、
    ショッピングセンターになったり。
    火事になってからは悲惨ですが、この建物が、
    かわいそうな子どもたちを救ったとも言えます。
    作者の建物への愛が伝わってくるストーリーでした。
    緻密に描かれた建物の素晴らしさはもちろんのこと、
    そこに住まう人々の生活観が伝わってきます。
    定点観測のような視点で、時間の流れも体感できます。
    でも、何で穏やかなラストでしょう。
    建物の気持ちに触れた思いでした。
    グイグイと惹きつける展開に、
    子どもたちも聞き入っていました。
    作品に登場するかわいそうな子どもたちの姿から、
    何か感じてくれたら嬉しいです。

    投稿日:2009/11/05

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  • 微に入り細に渡り隅々まで美しい

     表紙絵の美しさに、思わず手に取りました。
     主人公は大きな館。
     周辺にこれほど立派な建物もなく、館自身誇らしげに思っていました。
     家主がいなくなり、ホテル・レストラン・ etcと姿を少しずつ変えますが、賑わい活気のある様子に館はハッピー。
     ところが、火事が起き…。

     とにかく、建物が、微に入り細に渡り隅々まで美しいんです。
     建築学を学んだ方ならではの建物も堪能できる絵本です。
     
     家はやはり人が住んで生き生きとするものなのですね。
     
     また、館が心から大事にしてもらい、“立派でなくていい。この子らにとっていちばんの家になる”と独白するシーンは、ぐっと来ました。

    投稿日:2009/10/14

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