きっと作者の青山さんは楽しんでこのおうちの絵本を描いたの
だろうなあって思いました。建築家のお仕事だとひとつのおうちを
作ったらおそらくそれでお仕事は終りになるのでしょうけど、絵本作家
ならばひとつのおうち(この場合は「おおきなやかた」ですけど)を
いろんなおうちに変身させることができますものね。
いろんなおうちに変身したおおきなやかた・・中でも私がいいなあと
思ったのは「ホテル」と、もちろん最後の「おやのいないこども達の
ためのいえ」です。ホテルは自分が泊まってみたいなあと思ったので
すけれど(笑)、ほんとにおおきなやかたにとっては、「こども達の
ためのいえ」であることがとっても幸せなのだろうなあって思いました。