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100年たったら自信を持っておすすめしたい みんなの声

100年たったら 文:石井 睦美
絵:あべ 弘士
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2018年11月09日
ISBN:9784752008569
評価スコア 4.37
評価ランキング 14,748
みんなの声 総数 26
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17件見つかりました

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  • 誰かに手渡したくなる絵本

    絵本の名作には、おばあちゃんが子供の時に読んで、子供が生まれたらその子も読んで、その子が結婚して子供が誕生したらその子も読んでいる、そんな何代へと続く名作があります。
     もしかしたら、この絵本もそんな名作になるのではないか、そんな気がします。
     2018年秋に出た絵本ですから、何代も先の子供たちが読むのはまだまだ先のお話ですが。

     ずっとむかしのお話です。
     広い草原に一匹のライオンが住んでいました。その草原にはこのライオン以外に動物がいなく、ライオンは草や虫を食べていました。
     そんなある日、ライオンは一羽の鳥と出会います。
     久しく肉を食べていないライオンでしたが、鳥を食べることはしませんでした。
     お腹は減っていましたが、それよりも誰かと一緒にいることを選びました。
     でも、いつか別れがやってきます。
     ライオンは弱っていく鳥に「おれは、ただあんたといたいんだよ」とおいおい泣きます。
     鳥は「100年たったら、また会える」とライオンを慰め、死んでしまいます。
     そうして、100年経ちました。
     ライオンは貝に、鳥は波になっていました。
     そのあとの100年、その次の100年、ライオンと鳥はそのたびに姿を変えて、それでもかつてはどこかで会ったことがある記憶だけが残っています。
     何度目かの100年、二人は男の子と女の子になってめぐりあうのです。

     絵本は子供だけのものではありません。
     大人の人でも十分に鑑賞できる作品があります。
     この作品がまさにそう。
     何代へと続く人たちに読んでもらいたい、そんな一冊です。

    投稿日:2020/09/22

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    3
  • 大号泣ですが

    鎌田實先生のラジオ「日曜は頑張らない」の絵本特集の日に朗読で知りました。孤高の王ライオンと齢幾ばくもないインコの出逢いと別れと巡りあいが壮大なテーマで描かれています。別れのシーンでは切なさに大泣きしますが、読後なんとも言えない温かな気持ちがやってくる一冊です。この歳で巡り会えたのも何かのご縁だなと思います。

    投稿日:2019/05/10

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    2
  • 私のまわりにも

    全ページ、お試し読みで読みました。
    文章も絵もとても素敵な絵本でした。
    こういう絵本に巡り合えたのが嬉しいと思えます。
    ライオンがライオンでヨナキウグイスがヨナキウグイスだったときの二人の別れは、切ないものでさびしい気持ちになりました。
    でも、こんな風にいろいろなものに生まれ変わり、大好きなものとかかわりあって行けるなら、素敵かもと思います。
    手にとったカップや、そよ風に懐かしさを感じたりしますものね。
    愛していた生き物が、形を変えてそばにいたら嬉しいなと思いました。

    投稿日:2019/01/06

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    2
  • あえるよ・・・・

    100年たったら、ライオンは、岩場にはりつく貝。鳥は、海のちい

    さな波。

    100年たったら、ライオンは、3人の孫のいるおばあさんに。

    鳥は、赤いひなげしの花。

        ライオンは、魚になり:白いチョーク・リスの子。
        鳥は、漁師になり・黒板。

    なんどかめの100年がたった時、

      ライオンは、男の子として生まれた。
      鳥は、女の子として生まれた。

    二人は、常にいつの時代も出会っていて近くにいて安らぎを感じていました。

    ライオンと鳥の運命的なロマンを感じました。
    二人のこれからのラブストーリーを思い描いて楽しんでる私です。

    投稿日:2019/08/18

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    1
  • きっと会える

    ライオンと鳥のおはなし。
    題名が意味深で惹かれました。
    孤独に生きてきたライオンが出会ったのは、一羽の瀕死の鳥。
    ただ寄り添って生きていく幸せの時間も束の間、
    鳥は旅立つのですが、残した言葉が表題なのですね。
    そこからの展開は、輪廻転生でしょうか。
    生まれ変わってもきっと会える光景は、
    とても力強いです。
    石井さんの文章は奥深く、あべさんの絵は生命そのもの。
    小学生くらいから大人まで、生と死を考えさせてくれると思います。

    投稿日:2019/03/26

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    1
  • 泣けました

    久しぶりに感動しました。
    生まれ変わって何度でもまた会える。
    信じていれば必ず会える。
    想い合う大切さを学べる絵本でした。
    最近父を亡くしたので、この本でだいぶ癒されました。
    お父さんありがとう。またね
    ちゃんと気づくからね

    投稿日:2018/12/23

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    1
  • なんか素敵

    なんだか素敵な1冊だな、と思いました。こんなに命が巡りにめぐって、それでまた巡り合えるなんて本当に素敵なお話だと思います。こんなことが本当にあったら素敵だななんて思いながら読みました。なんかいろいろと考えさせられてしまう感じと、不思議だなって思う感じとで何度も何度も読み返したくなる気がしました。

    投稿日:2024/08/23

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  • 「100年」って絶妙な未来ですね。

    • よし99さん
    • 50代
    • じいじ・ばあば
    • 大阪府
    • 女の子0歳

    「100年先にまた会いましょう」と歌う曲がありますが、「100年」って絶妙な未来ですね。
    100年たったら何かが何かに変わって、それらが出会う。お互い前が何か知らないけれど、なぜか運命づけられたかのように。
    自分は100年前にはなんだったんだろう。100年後はどうなっているんだろう。
    なにかと理由や根拠の説明を求められる窮屈な世の中、さまざまなことを広く想像できる貴重な本だと感じました。

    投稿日:2024/05/08

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  • 100年たったら、また会える

    あべ弘士さんのイラストに惹かれ、手に取りました。
    広い草原に一人暮らすライオンのところに、1羽の鳥が降り立ちます。
    空腹のはずのライオンが鳥を見つめる表情がとてもやさしくて感動しました。
    100ねんという長いような、短いような時間のことを考えさせられるおはなしです。

    投稿日:2023/08/15

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  • 不思議なお話

    長いこと、肉肉しい獲物を食べられず、草や虫を食べていたライオンの前に、傷ついて弱った鳥が現れます。

    「わたしを食べなさいよ」という鳥。でも、ライオンは鳥を食べずに、鳥と一緒に毎日を過ごすことにします。

    一緒に草や虫を食べたり、ひなたぼっこをしたり。鳥は歌い、それに耳を傾けるライオン。ホッコリしますね。

    でも、お別れの時がやってきます。「おれはただ、あんたと一緒に居たいんだよ」とライオン。「また会えるよ。100年たったら」と答える鳥。最後の力を振り絞って歌い、鳥は死んでしまいました。

    それから何度目かの100年、ライオンは男の子に。鳥は女の子に生まれ変わって出会う。「なんだか前に会ったことがあるみたいだ」と男の子は思った。


    前世で出会い、惹かれあって一緒に過ごしたことのある者同士というのは、何度生まれ変わっても運命的なものを感じて惹かれ合うものなのでしょうか?
    来世でも、今の家族や友達に会いたいなと思いました。

    投稿日:2021/09/22

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