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ここが家だ自信を持っておすすめしたい みんなの声

ここが家だ 作:アーサー・ビナード
絵:ベン・シャーン
出版社:集英社 集英社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2006年09月
ISBN:9784082990152
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,417
みんなの声 総数 16
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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  • 伝えていきたい事

    • ぶらいすさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子11歳

    アーサー・ビナートさんの文は、ストレートで
    本当に心を打ちます。
    そして強いメッセージをベン・シャーン氏の絵から
    感じる事ができます。
    平和について考えるために是非高学年位に
    読み聞かせたい本だと思います。
    6年生に読んだところ、はじめはちょっとざわついて
    いましたが最後にはシーンとして聞いていました。
    核の問題としてだけでなく地球全体の単位で考える事の
    大切さを教えるのにもオススメです。

    投稿日:2008/03/12

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  • 忘れない

     1954年3月1日マーシャル諸島のビキニ環礁で、マグロ漁船第五福竜丸がアメリカの水爆実験の放射能を浴びた。
     アーサー・ビナードの淡々としたシンプルな文章と、力のこもったベン・シャーンの絵が、その事実を伝えてくれます。
     被爆して亡くなった久保山愛吉さんの
      
    「原水爆の 被害者は わたしを 最後に してほしい」

    の言葉が胸にせまります。でも、それからも、今も、原子爆弾は作られていますよね。

     ごく普通の人々がしあわせな一生を送れなかったことを忘れないように、この絵本を開きます。

    投稿日:2008/02/23

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  • 忘れてはいけない

     ただいつものように漁をしていただけなのに、なぜ
    このような悲しい出来事に巻き込まれてしまったのか。
    自分を含め、水爆の怖さを知らない多くの人に
    読んでほしい。絵もとても印象的。
    決して子どもうけするような、きれいなかわいい
    色彩でもタッチでもないと思うが、それゆえに
    心に残る。

    多くの人が、久保山さんのことを忘れない、
    と誓う一方で久保山さん
    のことをわすれるのをじっとまっている
    ひとたちもいる・・・この現実が悔しい。
    風化させてはいけない出来事。

    投稿日:2007/10/28

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  • 1954年3月1日、マーシャル諸島のビキニ環礁で、アメリカ国防総省が行った水爆実験。付近の海で、漁をしていた第五福竜丸は被爆した。その様子を「石に刻み付けるような」線で表現した絵本。
    巻末には作者の経歴と、水爆実験などのあらましが書かれている。

    「絵本」というメディアを通して、歴史的な出来事をいろいろな世代に伝えている。映画や大人向けの本のように、生々しく直接的な表現ではなく、ニュース番組のような扇情的で過激なやり方でもない。
    原水爆の実験が、どうして必要なのか私にはさっぱりわからないが、これが何度も繰り返されているという。一体何に使うのか?宇宙人が攻めてくると本気で思っているのか?
    (もし本当だったら、私は諦める)

    巻末には事件の詳細が書かれており、第五福竜丸にも、ビキニ環礁付近で暮していた住人たちも、生き物たちにも全く落ち度はなかった。作者たちもいったい何に水爆を使うのか疑問だという意見を直接表現している。水爆だけではなく、どうして戦争をするのか?という思いも出てくる。人類は戦争や強力な兵器の開発を行って他者を支配し搾取し続けている。その愚かさと、どうしてそれを止めることができないのか?という疑問が、この1冊の本を読むことで、改めて考えさせられてしまう。

    戦争が地球からなくなり、核兵器もなくなり、世界が平和になって、問題は話し合いで解決するなど、もっと人類がましな行動をとるように!と祈らずにはいられない。

    読んでいて辛い気持ちになる一冊だが、敢えて読む必要がある本だと思う。

    投稿日:2021/04/07

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  • 爆弾の恐ろしさ

    この絵本は、アメリカの水上爆発実験を目撃してしまった漁船の乗組員たちのお話でした。彼らは目撃したことも言えず、放射能を浴びて死んでしまったり病気になったりしました。最近北朝鮮がミサイルをたくさん撃っているので、この絵本をきっかけに戦争について子供と話すいい機会になりました。この絵本の絵はシリアスな感じで描かれていたので、より放射能の怖さが伝わってきたのだと思いました。

    投稿日:2017/04/11

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  • 過去の出来事ではない

    このお話は、第五福竜丸の被爆です。
    ドキュメンタリーのような生々しさが感じられました。
    事件は1954年と、私の生まれる前のことですが、福島の原発問題を抱えている現在の私達にも、強烈なメッセージになっていると思います。

    投稿日:2014/01/16

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  • アメリカの画家が描いた≪第五福竜丸≫

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    ビキニ沖でアメリカの原爆実験の被害を受けた日本の漁船≪第五福竜丸≫、その無線長だった久保山さんを主人公にアメリカの画家ベン・シャーンが描いた作品。
    アーサー・ビナードさんが邦訳、後書きで解説をしています。
    『原爆』を取り扱っている作品なので、ひどく重い内容にはなっていますが、日本人の一人として、ぜひ知っておいてほしい事実が語られています。
    ベン・シャーンの画家としての実力もすごく、ようような形で描いてくれているその世界は強く訴えかけてくるものがありました。
    小学校の高学年くらいのお子さんたちから、ぜひ手にしてもらいたい作品です。

    投稿日:2012/12/05

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  • 爆弾をどこで使うのか

     静かで力強い絵は、こわいくらいの迫力がありました。

     「いっぺんに何百万人も殺せる爆弾を、いったいどこで使うというのか」
     「忘れるのを、じっとまっている人たちがいる」
     「実験はその後も千回も二千回もくりかえされている」
     文章のひとつひとつが、胸につきささってきます。

     なんの罪もない漁船の船員さんたち、そのご家族のことを思うと、言葉が見つかりません。

     今、地球上には、人類を数十回全滅させれるほどの核兵器があるとか。人は、お互いに脅し合わないと共存できないのでしょうか。

    投稿日:2012/01/16

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  • 大人がまず知ってほしい

    第五福竜丸での事故が起きた後、日本では食べるものに困った主婦たちが中心になり、原水爆実験禁止の署名活動がおき、それが国際会議へとつながっていったことを、福島原発の事故後に知りました。

    この本は2006年に出版されており、ベン・シャーンの絵を元にアーサー・ビナードが話をつけています。

    「石に刻む線」というあとがきの中でも詳しく紹介されています。

    広島・長崎と唯一の原爆被曝国である日本。水爆実験後に、原子力の平和利用として稼働が始まった原子力発電。

    今また見えない放射能の影響に怯える生活が再び日本に起きてしまったことを考えると、その間にいかに私は何も考えずに過ごしてしまってきたのかを思うのです。

    理不尽で悲しい出来事はいつの世にも起こりうるのかもしれない。でもその教訓を次に生かすということがなければ、歴史は同じ過ちを何度も繰り返してしまうのではないか。

    そのためには歴史を正しく知ること、それを正しく伝え続けて行くことを思うのです。

    正直なところ、この本の存在を知ったのも最近です。子どもがというよりはまず大人が先にこの本の存在を知ってほしいと思います。

    投稿日:2011/11/13

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  • 考えよう!原水爆のこと

    私は恥ずかしながら知りませんでした。
    1954年1月22日、焼津港から出航した第五福竜丸のことを。
    マグロを求めて海を航海し、3月1日、マーシャル諸島付近で起こったことを・・・。

    今の大人たちへ、
    そしてこれから大人になる今の子どもたちへ、
    原水爆のことを知り、考えてほしいな、と思います。

    投稿日:2007/04/28

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