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世界の国からいただきます!(徳間書店)

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そばがらじさまとまめじさま自信を持っておすすめしたい みんなの声

そばがらじさまとまめじさま 作:小林 輝子
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\880
発行日:2008年10月
ISBN:9784834023787
評価スコア 4.42
評価ランキング 12,513
みんなの声 総数 18
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  • 「がんの まなこさ、はい はいれ」

    知らないお話だったので、読んでみました。
    欲深く意地悪なおじいさんと、正直者で気の優しいおじいさんが
    出てくるあたり、いかにも日本の昔話という感じです。

    魚を捕ろうと仕掛けた網に、偶然入っていた子犬がポイント。
    大きく育った子犬が、なんとも不思議な連鎖を巻き起こすんですね。
    命を助けてくれたお礼に、恩返しという感じでしょうか。
    こういう流れも、日本昔話のあるあるパターンではありますが、
    内容が結構奇抜で、驚かされる感じでした。

    作者が岩手の方ということで、お話の中に方言が使われており、
    私自身が岩手出身でしたので、本場の訛りを入れつつ読み聞かせた
    ところ、子どもには大ウケでした。方言は、言葉の言い回しが
    とても楽しいですよね。

    そして、なんといっても赤羽末吉さんの絵がストーリーをより
    際立たせていたように思います。
    成長した子犬の表情、そして、欲張りなおじいさんの身の上に起きる、
    数々の嫌な出来事の描写、正直、9歳の息子に読み聞かせてみて、
    こんなにウケるとは思いませんでした。

    結末がかなり残酷に思えますが、これぐらいの刺激があった方が、
    「悪いことをするとこうなるよ」的なメッセージを子どもも受け取り
    やすいと思いますので、私的にはありだなと思います。

    「がんの まなこさ、はい はいれ」
    「とっぴん ぱらりの ぷう。」

    は、我が家では一時、ブームになりました(笑)

    投稿日:2011/08/20

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  • とっぴん ぱらり ぷう・・・が面白いね。

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳

    自分も幼い頃から馴染んでいる赤羽末吉さんの絵本。
    改めて目にするとその色の美しさに気づきました。
    川の水の青・白い犬っこの眩しいくらいの白さ。

    そして構図の大胆さ。
    まめじさまの絵は平和に。
    強欲なそばがらじさまにバチがあたるときは迫力いっぱい!
    画面いっぱいに身をよじるじさま・・・。

    それからちょっと難しいかな・・?と思うほどのなまり言葉。
    あまりに難しい言葉・知らないような言葉には下に小さく注釈が付いています。
    でもそれが楽しくもあり。
    「むりむり大きくなって」とか「ばんがばんがとたたいた」とか。

    我が子は「このお爺さん・・・ひどいね・・犬も殺しちゃったし、
    するすも壊しちゃって・・・なんでそんなことするんだろう・・」
    と眉をひそめていましたが、さいごの
    「とっぴん ぱらり ぷう」の響きが面白かったらしく
    最後だけもう一度読んで!とせがまれました。

    投稿日:2009/12/08

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    1
  • 昔話
    はなさかじいさんのパターンとよくにていますし

    そばがらじさまとまめじさま

    うんなるほど そばがらとはね(なんだか わるそうな)

    まめじさまは ほんとうにやさしい

    ひらった しろいいぬは 守り神様のようですね

    それにひきかえ  そばがらじさまの 欲どおしいさ
    愛情もなく  横取りしては  いぬを殺し
    ばちが あたったんだわね〜

    岩手県の方言とのことですが

    おもしろいですね 

    ラストは 残酷ですが そばがらじさまの ばさまの顔が 怖い!

    赤羽さんの絵は 迫力あって人間の姿がうまく現されていて流石です! 

    「とっぴん ぱらりの ぷう」

    投稿日:2019/09/19

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  • 味わいのある昔話

    あまり聞きなれない物の呼び方、味わいのある言い回しが、とてもひなびた感覚にさせてくれました。
    どことなく「花さかじい」を連想させながら、全く別のお話であることに、新鮮な親しみも感じました。
    そばがらじさまにとっては災難続きで、少し残酷なお話でもありますが、最後の「とっぴンパラリのぷう」が、空気を断ち切ってくれました。

    投稿日:2017/10/07

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  • とっぴん

    小学校1年生の娘が、昔話をたくさん読みたいというので、いろいろと探しているときに見つけた1冊。ストーリーは「はなさかじいさん」や「こぶとりじいさん」と同じく、良いじいさんと悪いじいさんが出てきて対照的な行いをするというものでした。
    方言で語られるので、難しい言葉もたくさん使われているのですが、絵を読むとだいたいのことは分かるので、1年生の娘も、意味の分からない言葉も気にせず読み進めていました。
    繰り返し使われている「◯◯なんだと」という語り口が心地よく、本当に昔の人にお話をしてもらっているような気分で読むことができました。そして最後のひとこと、ちゃんちゃんといった意味の「とっぴん ぱらりの ぷう」が、残酷な最後をちょっと軽くしてくれて、気持ちよかったです。

    投稿日:2012/01/15

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  • 我が子

    まめじさまが、そばがらじさまが捨てた犬を我が子のように育てたから
    犬の恩返しにとれました。めんこい、めんこいと我が子のように育てた犬を殺されたまめじさまの気持ち考えると可哀そうで胸が切なくなります。犬の上に乗ったまめじさまの幸せそうな顔がとても印象に残ります。一緒に暮らせた時の幸せだった頃があって思いでがいっぱいあってよかったと思いました。赤羽末吉の絵は、やっぱり昔話になくてはならない存在だと思いました。凄い怖い結末には、そばがらじさまに同情したくなります。

    投稿日:2011/04/26

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  • なかなかシュール

    読み進めるうちに娘が「なんだか知ってる話に似てるよ」と言い出しました。
    たしかに花さか爺さんとはなしはそっくりなのですが
    なんだかこちらの方が迫力と生々しさが上回ります。
    最後は罰が当たるとか言うレベルでなく
    ちょっとおどろおどろしささえ感じます。
    ただ、話の展開は言葉もとてもリズミカルでサクサク読めます。
    いろいろな意味で底力を感じる昔話です。

    投稿日:2009/11/28

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  • はなさかじいさんに似ている

    読み始めて息子が「はなさかじいさんに似ている」と言いました。

    そして、絵を見て「スーホとだいくとおにろくの絵だ」と言いました。

    さすがに、昔話をたくさん読んでいるせいか、よく気がつくようです。

    強欲やいじわるには、必ず罰が当たるもの。

    そして、ねたみ、そねみというものも、人を幸せにはしないということが、伝わってくると思います。

    赤羽さんの味わい深い絵もいいなあと思いました。

    昔話は、これからいろいろな経験をしていく子どもたちに、たくさん読んであげてほしい絵本です。

    投稿日:2009/05/04

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  • 欲が深いと・・・

    昔話が気に入っている下の子の最近のお気に入りです。
    優しいおじいさんと欲深いおじいさんのお話です。
    なんだか花さかじいさんと似ているような・・・と思っていたら
    他の人のレビューにも花さかじいさんとそっくり!と書いてありました。
    いつも思うのですが、昔話ってとっても残酷ですよね。
    あまり読まないほうがいいのか・・・
    とちょっと考えたこともありましたが
    やはり語り継がれる昔のお話は想像も高め、子供に良いそうなので
    色々お話しながら読もうと思います。
    ちょっと違った花さかじいさん と思って読んで見てください。

    投稿日:2008/10/23

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  • 花咲かじいさんに似ています

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    赤羽末吉さんの絵が味わい深い日本の昔話です。
    そばがらじさまとまめじさまという二人の対照的なおじいさんが登場しますが、読み進めていくうちに、子どもたちは気がつきました。
    これ、花咲かじいさんにそっくりなのです。
    でも、犬が言うのは「ここ掘れ、ワンワン」ではなくて、「あっちの がけから ぼっかぼか、こっちの がけから ぼっかぼか、あおじしぁ ではれぇ、わん」でした。
    その結果、まめじさまは、あおじし(カモシカのこと)をどっさり捕まえて、毎日しし汁を堪能するという豪勢な暮らしをします。
    このように細部はちょっと違っていて、その都度まめじさまがおいしい食事を堪能しているのがなんだかちょっと可笑しいです。
    最後に出てくるのは、花咲かじいさんと同様灰なのですが、「枯れ木に花を咲かせましょう!」ではないのです。
    でも、その結果、花咲かじいさんよりも恐ろしい結末が!
    みんなで「怖い〜!」と叫んでしまいました。
    ちょっと変わった花咲かじいさんのお話として楽しめます。

    投稿日:2007/04/04

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