「ぐりとぐら」シリーズは、全部英訳されているので、自宅の英語教室でよく使います。
絵だけでも十分楽しめるので、今まで特にCDは使わず、原文を読んだ後説明が必要かな、というところだけ対訳的に言い足しながら読み聞かせていました。
でもこのラボのCDを聞いて、中川梨枝子さんの美しい日本語も、上手に朗読されていて、自分が子どもの頃何よりこの「原文」が大好きだった事を思い出しました。
日本語も生かした英語教材、さすがです。
普段、「英語絵本は原書で」こそ、なんて思い上がってたくさん絵本を読んできたのですが、その逆目線を忘れていたとは、ハッとしました。
日本の名作は、しっかり日本語でも味わうべきで、この日本語の美しい原文を、広く海外でも聞いてもらいたいな、と思いました。
2歳の息子は絵を見てじーーっと聞いていますが、最後のページがお気に入り。
「ライオンさんピアノひいてるね」
小さくて私には気づかない「かたつむりさんもいるね」
文で説明されていないところまで絵で楽しめる魅力はぐりぐらワールドの魅力の1つで、やはり名作はどの角度からみても、名作なのだと改めて思いました。
読み返すたび、小さい頃大好きだったこのぬくもりが伝わってきて、冬が近くなると特に、この絵本の世界の特別のクリスマス、毎年味わいたくなります。
我が家にはパパの子どもの頃のこの絵本と、私のと、2冊同じのがありますが、子ども達には英語付きで、1冊ずつ与えたいな、と思います。