私自身が好きな絵本。
「まいにち伝える“だいすき”が、いつまでも あなたと わたしを あたためくれますように」という帯の言葉をかみしめながら、本当にこのぬくもりがずっと娘の心にも残ってくれたらいいな、と心の底から願いながら読んでいます。
1番初めに読んだのは、娘が中耳炎の痛みで散々泣き疲れた夜だったので、いつも以上に娘の存在がいとおしく思われて、「だいすき 1かい。だいすき 2かい・・・・」と、心を込めて抱きしめました。娘もいっしょに両手の指を折りながら数えてくれて、「だいすき 90かい」まで来る頃には、「がんばって!」と、励ましてくれました。
そして、この絵本のおもしろさは、「むぎゅっ」や「だいすき」の繰り返しによる単なるスキンシップ絵本ではないところ!
さすがは、村上しいこさんですね〜。それに、大島妙子さんのユーモアあふれる絵がぴったりマッチしていて、最高です。
表紙からは、もうちょっと“正統派”の「お母さんと赤ちゃんのための絵本」というような印象を受けますが、いい意味で期待を裏切ってくれます!
主人公のはるなちゃんの「昭和的」な顔も、とっても親しみが持ててかわいらしく、なんだかこのまんまる顔を見ていると、おはぎを食べたくなってしまいます!!
でも、本当に、我が子は目に入れても痛くないほどかわいいものですよね。100回と言わず、200回でも1000回でも抱きしめて、「だいすき」って言ってあげたいです。(ガミガミばかり言ってないで・・・)