大笑いし息子が寝付いた後、遅い夕食を摂る夫の横で、一心不乱に読みふけり時に抱腹絶倒の愚妻。
この様子に、「どれどれ」と箸休めにとばかりに奪われました。
「ことわざショウ」と同じ先生の案内・解説のようです。
今回は、髪を結い上げ気の入っている様子の表紙絵からうけました。
40の四字熟語が、おなじみのユーモアとウィットに富んだ解説と絵で笑わせてくれます。
“臨機応変”の二見開きを使った畳み掛けるような説得力のある絵。
“一期一会”から“一目瞭然”まで連続出場のシマウマさんに爆笑。
“前途多難”は大人に受けそうなジョークも見え隠れしています。
“独立独歩”から“危機一髪”までのストーリー性を感じさせる流れの良い展開に、もう あっぱれ!です。
ラストの“無我夢中”から“心機一転”までの連作もお見事です。
ニヤニヤニタニタ笑いながら本を置いた夫の一言。
「大人にもうけるな〜」。
そうです。そうなんです。大人も笑っちゃう楽しい作品です。
だから、こちらのタイトルも「四字熟語笑」ですよ!
この楽しさを解せるのは、高学年くらいからかな?