娘の2歳の誕生日に、おばちゃんがくれました。
物語の中には、「死」も書かれています。
読む親としては、少し抵抗があるところですが、子どもは案外あっさりとそれを読み進めているようです。
というのもきっと、おばあさんが、死んだ猫を抱いてきてくれた女の子に「とてもきれいなはなをあげ」たり、「そっとうめ」たりして、死に対して悲しみながらも、あわてふためくことなく丁寧に弔うすがたが描かれているからだと思います。
この絵本は、本当に詩人が書かれた絵本だなと、読んですぐ分かります。
他の絵本とは、読んでいる感じが違うのです。
「おれんじいろのながいしっぽのねこ」という言葉もアクセントになっていておもしろいし、ことばがあたたかく、やさしく、言葉以上のものを表現している…そんな感じです。