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作家ウルフの思い出話。 「宇宙をみせてあげよう」とお父さんが少年時代のウルフを家から連れ出した。 歩いた道、途中に立ち寄った店も覚えている。たどりついたところが自分もよく知っている原っぱだったことも。 だけど、暗さに慣れてきた眼にはいろんなものが見えてきて、それから見上げた空の星。 お父さんがいろいろと星座の説明をしてくれて…。 犬の落とし物を踏んでしまったお父さんはそれからトーンダウン。 お父さんは家に帰っても靴の底が気になっているけど、ウルフには全部ひっくるめて楽しい思い出として心に残ったようです。 ひょっとしたらお父さんは、そんな出来事は忘れてしまっているかもしれないですが、子供の思い出箱に納められる宝物のような話です。 息子にはすんなり受け取ってもらえたようですが、奥様は犬の落とし物の件の方が気になったようで、あまり良い印象ではなかったようです。 父親が、息子に読み聞かせるのに良い本だと思います。
投稿日:2009/08/03
お父さんと息子の2人だけの時間。 それはお母さんとはまた違う男同士の特別なもの(と、私は思っているのですが)。 そんな時間の素晴らしさを描いた絵本だと思います。 空を見上げて語り合うこと。 たくさんの星。 何か、じーんときます。 父と子の、2人だけのたいせつな時間。 それはずーっと気持ちの奥に残っていくのかもしれませんね。 我が家のお父さんにもよみきかせをしてもらいました。 犬のウンチを踏んでしまうところで、息子大笑いしていたそうで・・。 そこが一番反応良かったそうです・・・笑。
投稿日:2011/05/09
たとえ子供がまだ小さくても 男同士の世界が、そこにはありました。 パパと息子の間に流れる男同士の世界が 小ネタを挟みつつ、進んでいきます。 夜、男だけで、はらっぱに宇宙(星空)を見に行くなんて ママと息子ではちょっと成立しないなぁ。 途中で非常食という名の「ガム」を買って(←これもママならしなさそう) ちょっとお下品な言葉遊びの結末は、クスッときます。 幸せってこういうことなのかなあという気がします。
投稿日:2016/03/07
歯医者のパパは 息子に宇宙を見せてあげたいと散歩に連れ出すのです パパはいつも空を見上げている 「宇宙って いったいなんなの?」 「この世界ぜんぶさ。 そこには、 すべてのものがあるんだ」 なんてステキなパパの答えでしょう! こんなパパステキ! そして 非常食にぼくの好きなガムを買ってくれ 優しいパパ だんだん暗くなって来ると・・・ 宇宙の世界へ かたつむり 草 アザミ 「とってもきれいだ。 これが宇宙なんだ!」?? なんと 空の ☆★☆が 見事に輝いた 夜空 ステキ! パパは星座をよく知っていて 宇宙を語ってくれました 私も パパの話を聞いて宇宙を感じたくなりました パパの子育ては 最高です! こんなふうに 子どもにロマンを語れるのって、羨ましいです いいですね〜 パパと子どもの大切な時間 オチは 笑えましたが 「おおいぬのだ!」 イヌのうんちを踏んづけてしまったパパ・・・ 「くそーっ!」 おかしくて 笑ってしまいました ロマンがちょっと現実的になって・・・ ぼくは大満足で ママに「とってもたのしかったよ!」 パパは・・・ ブーツのお掃除 ちょっと ロマンティックさが うすれたかな?(人間味が感じられるステキなパパですよ)
投稿日:2013/07/01
素敵なタイトルに惹かれて手に取りました。作者が自分のパパとの思い出を回想して描いた作品だとのことです。 仕事が終わったパパに「宇宙を見せてあげる」と誘われ、二人で夜のお散歩に出かけたウルフ。二人が手をつないで歩くシーンや、買い物のシーンをみると、男同士の特別な感じが出ていていいなと思いました。 壮大なロマンを伝えたかったパパですが、思惑とは違う結末に。でも、ウルフにとっては、大事な忘れられない思い出になったよう。 夜のお散歩ときくだけで、子どもはワクワクするもの。自分の小さな頃の思い出もよみがえってきました。 子どもが3人いる我が家では、一人だけつれて出かけるという機会がどうしても少なくなってしまうのですが、意識して「ふたりきり」の状況をつくって、手をつないで、話しながら散歩したいなと思いました。
投稿日:2013/02/05
エヴァ・エリクソンさんの絵がとにかく好きです。 このお話はパパが宇宙をみせてあげると言って息子と二人ででかけていくお話です。 いつもよく行く広場なのに、昼間と夜ではまったく別の景色。 いつもの日常が宇宙なんていわれるだけで特別のものになるのでステキだなぁと思いました。 またパパがうんちを踏んじゃうところなんて、これが後々笑い話になって思い出になるんだろうなと思いながら読んでいました。 ほのぼのとしたステキな本です。
投稿日:2011/06/09
とても素敵なパパとの思い出を作者が語ってくれてます。忙しいパパがウルフに宇宙をみせたくて張り切って星座を教えてくれているのですが、ブーツの足底にイヌの糞がついているのに気がついてからが、私が笑いが止まらなくなってしまいました。帰り道に元気がなかったパパを気の毒に思いましたが、笑えて笑えてとても楽しい絵本になりました。 ウルフはパパと過ごした時間が嬉しかったのだと思いました。
投稿日:2011/03/27
大人が一生懸命理想を子どもに与えようとするのだけど、子供のほうは、もっとずっとしっかりしてて、ありのままを受け入れてて、そんな大人も愛そうとして、ふところがでかい!そんなところが描かれてて、ユニークだなぁと思いました。 おとなもこどもも楽しめると思います。
投稿日:2010/01/19
図書館の科学絵本の会で勧めていただいた本です。 パパが出てくるのでお父さんとも読んでほしい本です。 パパと外へ宇宙を見に行きます。大人としてはいろいろと教えてやりたいと思うところなんでしょうね。 息子は別のところで受けていました。何気ないお話ですが、こういう親が一生懸命子どもと関わってくれたという思い出って、大人になっても残るんだろうなと思います。 どこか遠くへ連れていくよりも、日々の積み重ねって大事なんでしょうね。 スタルクの本はほのぼのとした温かさがあるので、見つけるとつい読んでしまいます。
投稿日:2009/12/16
6歳の子供たちの前で絵本を読む機会がありました。どの本にしようか散々迷った挙句、この本を選びました。私自身が宇宙に大変興味を持っており、子供たちにも早くから宇宙に興味を持ってもらいたかったからです。 この絵本に出てくるパパさながらに子供たちに宇宙のすばらしさを読んで聞かせるつもりでしたが、やっぱり子供たちが一番ウケたのはあの部分……(笑)。 今は宇宙そのものにそれほど関心を示さなくても「宇宙」という言葉を聞いたり、星の話を耳にするだけでも全然違うと思うのです。このパパの気持ちが痛いほどわかる私でしたが、子供たちにとっては宇宙がどうのこうのということよりも、大好きなパパと一緒に過ごす時間そのものが大切なのだということ、そしてそれでいいのだと私もこの絵本を読んで納得しました。
投稿日:2009/02/04
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