キャラクターとして、有名なムーミンですが、
他にも、個性豊かなキャラクターがたくさんいます。
その脇役をメインに書いた短編集です。
最初のお話は、スナフキンです。
スナフキンは、いつも旅をしています、
そして、春になると冬眠から覚めたムーミントロールに会いに行きます。
その途中に、スナフキンは歌を思いつきそうだったのですが、
それを”はい虫”に邪魔されてしまいます。
気分を害してしまったスナフキンは思います。
「−もしぼくが、旅のことを人に話したら ー 旅がほんとうにどうだったか思い出すとき、
ただ自分のした話を思い出すだけじゃないか。」
そうそう、そういうことってあるよね。
この本には、そういう共感する部分がたくさんあって、大人が読んでもおもしろいです。
ほかにも、「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」も考えさせられます。
一癖も、ふたくせもある住人たち。
確かに変わってるけど、そこが人間味あふれる感じです(人間ではないけど)
ムーミンのほかのシリーズに、何気なく出ているキャラクターたちのことを、
深く知ることができる本です。
子どもは、読書感想文を書くときに、読みました。
共感できる部分も多く感想が書きやすかったようです。