この絵本を読んで、自分が大人として、子どものことを
軽く見てるんじゃないかと、ハッとさせられました。
どの子だって、保育園に行って、遊んでるようにしか見えませんが、
一人一人、精一杯のことをやってるんです。
絵を描いている子も、お医者さんごっこをやっている子も、
みんな顔は真剣。
マイキーが絵を描いているとき、マイキーのお母さんは歯医者さんの
お手伝いを一生懸命してる。
どっちも真剣。
そうやって、親子の対比が描かれていて…親子が家に帰った後が素敵。
誰も「お母さん、忙しくて疲れてるの、後にして」なんて言わずに
保育園でやったことに耳を傾けるのです。
ちゃんと会話の時間を大事にして、そうして寝床に入る子たちの
穏やかな顔。
こんな風に子どもと向き合えているか、自分を振り返る絵本でした。
大人が読む絵本かなと思ったら、娘は「すんごいおもしろいね、この絵本」
と盛り上がっていました。大人も子どもも同じなんだという視点で
描かれたこの絵本に、とても共感したようです。