2歳3ヶ月の息子に読んでやりました。この本には一切字がありません。ただ、見開きの絵が並んでいて、その絵には必ず音を発するものがあるので、その音を一生懸命かなでる工夫を読み手はしていくのです。もちろん、読んでやっている子供に「これはどんな音がするかな?」と聞いて一緒に音を出してやってもいいですし、そこは月齢や成長具合に合わせて読み聞かせることができます。
こんなに一生懸命こちらがどんな音だっけ?と悩んで、色々と工夫して音を出して読んでやった本はなかったのではないでしょうか。わかりやすいのならばいいのですが、街中などひとつではないし、いろんな音が混ざっている状況でひとつひとつの音ってどんな音だっけ?と。
副題が「Sense of Hearing」というのですから、なんだか聴く力も試されているような気がします。息子も一緒に知っている音を出そうとがんばっている様子がかわいくて、こんな字のない本もいいなーと思いました。