「リサ ジャングルへいく」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

夏休みにどこも行けなかった思いと，友達ガスパールへの羨ましさから，思わず嘘をついてしまったリサのお話です。
「ジャングルに行ったの！」というのが，大人目線では面白いな〜と思いました。
子供はリサの気持ちにも共感できたかも知れません。嘘はいけないけれど，そんな気持ちになってしまうことだってありますものね。その気持ちをどうするかが大切ですが。

リサの見栄から出た嘘です。わからない訳ではないけれど、一度嘘をつくとどんどん嘘が大きく飛躍してしまうから取り返しがつかなくなってしまいそうで恐いです。リサやってくれましたね！が、本音です。でも凄い想像力で感心してしまいました。ジャングルに行くと想定するリサと、細かいところまで説明すれリサに感心しました。ヒョウのつめきりってどう説明するのか聞きたかったです。夢が膨らむ絵本でした。

娘はこれを読んでから朝起きてぐずることがありましたが、
オウムのジョルジュになって「ココアがはいっているよ」というと喜びます。
夏休み実は近所のプールに通っていたリサ。
それなのにジャングルへの行ったと空想でぞうでお散歩したり、ワニの上を渡ったり、ヒョウの赤ちゃんにミルクまで飲ませた話をしてしまうのがおもしろかったです。
ジャングルへ行ってないことがばれそうになると週末に動物園へ写真を撮りに行ってしまうところがリサらしくてたのしい絵本でした。

　今回のリサはとことんいってますが、話を聞いてほしくて実話に装飾しまくったり、ちょっと嘘つくはずが話がどんどん大きくなったりすることはよくあることかも。８歳の息子もそんな感じだし、子どもの頃の自分にも思いたる節が…全く悪気なんかなくてただみんなに楽しく自分の話も聞いてほしいだけなんですけどね。
「実はうそだよ〜ん。」
と言えずに、動物園まで写真を撮りに行くリサは泥沼って感じですが…表にかえって読み直すと、表紙裏や中表紙の面白さも分かってさらに楽しい絵本でした。
　リサとガスパールは娘のお気に入りの本ですが、今回は私も楽しめました。

なつやすみがおわって口々に出かけた話をする友達。
リサはつい「私ジャングルに行ってきたんだ」なんて言ってしまいます。
口からでまかせがぺらぺらぺらぺら〜〜よくもこんなに思いつくもんだと
リサのかしこさ（？）に感心したり、どうなっちゃうの？って不安になったり。

けど、友達から鋭い突っ込みが！リサピ〜ンチ！！
さあ、どうするリサ。

嘘はいけない、ことをわかっている少し大きいお子さんと一緒に
リサと一緒に大きな楽しい嘘と、嘘の罪悪感をかみ締めて読んでもらいたいですね。

ガスパールがうらやましくてちょっとウソをついちゃったリサ。
話せば話すほど妄想はふくらんでとどまることをしりません。
読みながら大人の方が「ほー、それからどうしたどうした」と楽しんでしまいました。
まだ３歳だった娘は本当にリサがジャングルに行ったんだと思っていて、
最後のオチが理解できなかったようですが、
「リサ、それでいいのか！」と思わず突っ込みたくなる大人には大うけのオチです。

夏休みにどこにも行けなかったリサが、楽しい旅行へ行って来た仲良しのガスパールに対抗心を起こし、思わず口をついた言葉が、「わたしジャングルにいったの。」でした。
これには、まわりのお友達も話しに食いついてきます。そうすると、つい気持ちよくなったのか、どんどん話がエスカレート。なんとも子供らしいたわいもない作り話です。誰に迷惑をかけるでもなし、罪のないウソなのでよしとして、この空想の世界を子供と一緒に楽しみましょう。