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「子うさぎましろのお話」の作者、佐々木たづさんの処女作であることを、はなびやさんから教えていただきました。 「ましろ」もそうですが、このお話に出てくる子だぬきが、実に“子どもらしい”子どもで、思わず抱きしめたくなります。 それを見守る佐々木さんの温かいまなざし。 佐々木さんの人となりが伝わってくる、読み終わって心がほんわかする、素敵なお話です。 最後、萩の花を頭に挿した子だぬきの後ろ姿が、なんとも可愛らしいです。 お恥ずかしながら、2回出てくる「赤とんぼ」の歌を、「夕焼け小焼け」と勘違いしてしまい、2回とも最初から歌い直しました。(汗)
投稿日:2009/03/30
初めて読んだ佐々木たづさんの作品です。 抒情豊かで、とても心温まる作品だと思いました。 少年と子だぬきの交流がとても爽やかで、お互いを思いやる優しい気持ちがよかったです。 お母さんたぬきに、女の子にばけさせてもらった子だぬき。 萩の小枝を頭にさしてばけるというところに、息子が興味を示していました。 そして、女の子がたぬきであることがばけないかを心配していました。 あとがきを見ると、この作品が佐々木たづさんの処女作ということで、作者の並々ならぬ才能を感じます。 「赤とんぼ」の歌が作品を更に引き立てていて、情景描写もとても美しかったです。名作だと思います。
投稿日:2009/03/10
怪我をした少年をやさしく看護する少女。少女がたぬきだと解っても、やさしく対する少年。この思いやりは愛情ですね。 子だぬきを家まで送り届けようと自転車をこぐ少年。後ろに乗っている少女。途中でたぬきに戻ってしまいますが、自転車を停めたときに、二人の思いやりは壊れないのでしょうね。とてもメルヘンチックなお話です。
投稿日:2020/07/03
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