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おはなしのたからばこワイド愛蔵版(26) 熊ちゃん自信を持っておすすめしたい みんなの声

おはなしのたからばこワイド愛蔵版(26) 熊ちゃん 作:今江 祥智
絵:あべ 弘士
出版社:フェリシモ出版
税込価格:\1,415
発行日:2010年03月
ISBN:9784894325159
評価スコア 4.13
評価ランキング 26,415
みんなの声 総数 38
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  • 娘に、ゴメンね。

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子4歳

    9歳の息子と読みました。

    引越しの最中に、大忙しのお父さんお母さんお兄ちゃんに
    相手にされない保育園児のまりちゃん。

    引越しほどではないけれど、
    忙しい日常での、我が家でもよくある光景に、
    いつの間にか4歳の娘もそばに来て、一緒に絵本に見入っていました。

    母 「今忙しいから、あとでね」
    父 「ちょっと今大事な話してるから、静かにして。」
    兄 「いいなー、保育園で毎日遊んでるだけでさ、宿題とかないしさ。」

    発しているこちら側はなんてことないつもりでも、
    まりちゃんが、そして我が家の4歳の娘が、
    普段寂しい思いをしていることが
    とってもよく伝わってくる一冊。

    題名の「くまちゃん」は、最後にしか登場しないのですが、
    寂しいまりちゃんを外に連れ出す存在感は抜群。

    4歳の娘が、オトナを、お兄ちゃんを見上げて、
    どんな気持ちでいるのか。
    我が家のメンバーもしっかりと、考えてあげたいと思います。
    いつか熊ちゃんに、連れて行かれないようにね。

    投稿日:2015/12/09

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  • 森の奥深くへ…

    え!終わり?!と、思わず口から零れてしまいました。

    結末の予想は全くつかなかったけど、まさかこんな終わり方とは…!

    子どもの話を全く聞こうとしない大人達を、あっさりと捨ててしまう麻里ちゃん。

    積もり積もった寂しさの塊が、くまちゃんなのではないかと思いました。
    麻里ちゃんの孤独と比例して、くまちゃんもどんどん大きくなって…

    私にはとても痛く、怖い絵本に感じました。

    投稿日:2015/12/07

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  • 麻里ちゃんの抱えているひとりぼっち″のこころ。
    家族の中でも「あとで」と回される不満。

    引っ越しの日にも、やはり麻里ちゃんは、作業の戦力になるには幼過ぎ放っておかれたのでしょう。
    そんな、麻里ちゃんが見つけた、見慣れぬ箱の中には、・・・・・・。

    私は、引っ越しの後両親からプレゼントとして贈られるものだったのかな〜?と思って読み進めましたが、どうも家族には見えないスミレちゃんということで、読み直しました。

    子どもが、こんな気持ちを抱くことがあるのだということに、もう少し敏感になりましょうと、大人へ向けられた作品なのかなと思いました。

    エンディングに、麻里ちゃんは想像の世界へ遊びに行ったと解釈しました。
    この世界から帰って来たら、しっかり抱きしめてあげたいものです。

    投稿日:2015/12/02

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  • 子供心がいっぱい!

    こちらの絵本,文章は漢字も出てくるので(初めて出てきた漢字にはルビがついています)一人読みするなら小学生からでしょうか。
    読み聞かせなら幼児でも十分に楽しめるお話だと思います。

    引っ越しの日に主人公まりちゃんが見つけた青いリボンがかかった箱。
    どうしても手にしたい気持ちに共感を覚えました。
    そういえば私自身も子供の頃大好きなぬいぐるみがあったな〜と,ちょっと懐かしい気持ちになり,まりちゃんと共に子供の頃の自分に帰った気分になってしまいました。
    まりちゃん家族の日常でのまりちゃんの不満も書かれていて,まりちゃんの色々な気持ちがつまった絵本でもありました。
    親である私は,子供に対する日々の「あとで」を反省しながら読みました。
    引っ越しで忙しくしている家族とは対照的なまりちゃんの行動(出来事)が,何だか不思議で何だか微笑ましかったです。

    最後は大きくなった熊ちゃんのスミレちゃんとまりちゃんはどこへ行くのでしょうか。
    想像力膨らむ終わり方が,また味がありよかったです!
    「〜へ行くんじゃない?」「〜するんじゃない?」と絵本を読み終わったあとも話題が広がるのではないでしょうか。
    子供はまりちゃんに共感し,親は反省しそして自分が子供の頃をどこか思い出し,親子で楽しめる絵本だと思いました!!

    投稿日:2015/12/03

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  • ドキッ!!!

    この絵本、ドキッ!としました。
    これ、私への警告だわ。
    フルタイムで働いていていつもお迎えはギリギリ。
    家についてもバタバタ。子どもたちが「ママ、みて」と言ってきても「ちょっと待って」「あとでね」と答えてばかり。
    ちゃんと子どもたちのことを見れていません。
    危ない、危ない。
    あらためて自分を振り返る機会になりました。ありがとうございます。

    投稿日:2015/12/09

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  • 「あとで」という 約束

    読み終わった時、こんなにも切なくてさびしい気持ちになった絵本
    ひさびさです。
    きっと、親にとって、大人にとって、大いに響く絵本だと思います。

    この忙しい世の中、皆自分のことに必死で、
    大切な家族のことですら気にかけてあげられることができない人もいるかもしれません。

    「あとで」という言葉、簡単に使えるけど
    それもひとつのちゃんとした「約束」であること
    みんな分かっているのかな??

    必ずしも、今すぐでなくてもいい
    あとにすることが全部悪いわけじゃない
    だめなのは、「あとで」といって、しないこと。
    みんな、ちゃんと、あとででも、その約束を必ず守ってくれたら
    麻里ちゃんみたいに、こんなに切ない気持ちがつもっていかないのにね…

    熊ちゃんは救世主なのかな?
    どこにいっちゃうんだろう??どうか帰ってきてくれますように。
    不思議な余韻の残る中、パパママおにいちゃんが、ちゃんと麻里ちゃんのこと見てくれて
    麻里ちゃんの今と向き合ってくれる事を願うばかりです。

    麻里ちゃんがいなくなって
    もう二度と、その「あとで」がこなくて、それこそ、後悔しないように。

    投稿日:2015/12/09

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  • 二人だけの世界

    なんでも、あとで・・・昔からずうっと。
    麻里ちゃんの寂しい気持ちが伝わってくるような絵本でした。

    青いリボンのかかった箱から出てきたのは真っ白な熊ちゃん。
    それは麻里ちゃんの孤独が生み出した友だちだったのでしょうか。
    それとも麻里ちゃんを寂しさから救いにやって来たのでしょうか。

    最後、二人で外へ出て行く場面では、なんだか怖くなりました。
    麻里ちゃんと熊ちゃん、どこへ行くのだろう。
    ちゃんと帰ってきただろうか。
    お父さん、お母さんは麻里ちゃんがいないことにいつ気付くのだろう。
    麻里ちゃんの心が遠くへ行ってしまわないいうちに、早く・・・

    日常生活で、子どもについ「忙しいから後でね」と言うことがあります。
    それもしょっちゅう。そのことを反省しました。
    そして子どもの話を聞いてあげて、一緒の目線で同じものを見てあげたいと思いました。

    あべ弘士さんの描くシロクマは本当にふかふかで、思わず抱きしめたくなる温かさがありました。
    まるで麻里ちゃんの寂しい心を包んでくれるような・・・

    ちょっぴり怖くて不思議な、色々と考えさせられる絵本でした。

    投稿日:2015/12/09

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  • 子供にだっていろいろある

    大人になってしまうと、子供はいいはねぇ〜悩みがなくて。とか、ちょっと大きくなると、子供はいいねぇ〜テストがなくて。なんて、ついつい思ってしまいますが、子供にだっていろいろあるよね!

    そんな気持ちを察してか、引越しでばたばたしているところへ、しろくまのぬいぐるみが入った箱が紛れ込んでいて、しかも、なぜか他の家族には見えないようなのです。

    しかも、そのしろくまは、ぬいぐるみなのになんだか心が通じていそう。。。

    とっても不思議なお話ですが、すっと世界に入っていけるストーリーです。

    投稿日:2015/12/02

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  • 子供の気持ち・・・

    この本は、子供が普段の日常の中で感じているかもしれない寂しさを、物凄く分かりやすく、伝わりやすく表現している作品だと思いました。

    毎日忙しいとついつい、「後でね」等と言ってしまうことも有るかと思いますが、その時子供たちからすれば、「今見て欲しい、今構って欲しい」と思っているのかもしれません。

    本の数分だけでも子供の言葉に耳を傾けてあげていればきっと子供も寂しくはないのだと思いました。

    この本は、お母さんにも、お父さんにも、おじいちゃん、おばあちゃんや兄弟にも、誰にでも当てはまると思います。

    「後」という言葉でその場を逃げずに、その時の数分を大切にしてあげることで、きっとさみしさが無くなっていくんだな。

    そうこの本を読んで感じました。
    とても素晴しい1冊だと思いました。

    投稿日:2015/12/04

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  • 子供に謝らなきゃ

    この本に出てくるお母さんは、私に似てるかも。
    この本に出てくるお父さんは、主人に似てるかも。
    いつも忙しいから、ちょっと待ってて・・・。が多くなってしまって、結局時間が無くなって遊んであげられなかったり。
    本当はさみしいんだよね。
    もっとそばに寄り添っていて欲しいんだよね。
    すごく考えさせられて、これから子供にもっとどう接してあげないといけないかを再確認させてくれた素敵な1冊でした。

    投稿日:2015/12/02

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