ネコイラン町、チュウチュウ通り、4番地に住むレインボーは、虹の色にあこがれている絵描きさんです。最近、大きな絵を注文する人がいないので、あまりたくさんのチーズをかせぐことはできません。それでも、少しのチーズが手に入ると、チャイブの店でケーキを一つ買って、それから、絵の具を買うことにしていました。ある日、レインボーの家のドアを欲しいというのっぽのやせたネズミが現れます。そして、一通の手紙…
レインボーの描く絵には、優しさがあふれています。そして、限られた色でもちょっと面白い工夫があったりして、素晴らしい作品になりました。
太陽の絵がついたドアがなくなって、しばらくはドアがないままでしたが、とうとう新しいドアがつく日がやってきました。そして、そのドアに描かれた絵はなんだったでしょう。
このシーリズは、それぞれのお話で主人公を中心にチュウチュウ通りの方たちが登場するので、どの巻から読んでも違和感なくその世界に入っていくことができ、どこでも出てくる住人たちのお陰で、その背景もわかりやすくなっていると思います。