絵本というより、ハードカバーのついたマンガに近い絵本です。かなり厚めで、中は一部カラーですがほとんどは白黒です。
エゴロウという虫のようなキャラが悪役で出てきますが、環境問題や自然について描いた貴重な本。3歳の子供に読み聞かせましたが、短編集のような形なので休みながら読み、なんとか最後まで聞いていましたが、ちょっとまだ難しかったようです。
やまびこ村には実はポークシティという大都会が隣接していたんですね!初めて知りました。便利さを追求した結果、マスクなんかがないとガスで苦しく、都会人は気づかないけどやまびこ村のみんなにはマスクガードでないと、、、そして、無駄にたくさんの食糧を残してはゴミとして集めます。グチャットンという怪獣がゴミから生まれ大変、、、。温暖化の短編も入っています。グチャットンに関しては説明がかなり少なく「はなかっぱとグチャットン」のほうがよく分かります。
子供向けながらも、大人でも自分を反省してしまう本です。今回、震災があり関東でも全国でも、節電に関して見直す向きがありましたが、確かに本当に必要なことですね。何でも過剰にありすぎた今までの日本。
これからは、必要なものを必要なだけ手に入れて、あとはやりくりしていくということを身につける必要があると思います。
今、とてもみんなに必要な本です。
短編の中にもかっぱちゃんが引っ越してきてはなかっぱに出会う部分も含まれていて、何だか得した気分になりました。