2010年読書感想文コンクール高学年の部課題図書。
『川は生きている』などの自然と人間シリーズの完結編とも言うべき本です。
いのちの星、地球を、グローバルにとらえる視点を語ってくれます。
注目すべきは、子どもたちに問題を提起し、調べてみましょう、
と導くところです。
なるほど、このシリーズが中学・高校入試問題で取り上げられるはずです。
地球の温暖化についても学ぶことができます。
そして、陸と海の関係についても知ることができます。
「漁民の森」という実践と効果については驚かされました。
そう、陸地の私たちにだって、できることはたくさんあるのです。
大人にとっても、環境問題を易しく知るにはもってこいです。
具体例が豊富で、まるで優しい先生に講義していただいているような印象です。
子どもたちにはぜひ読んでほしいですね。
もちろん、シリーズの他の本もお薦めです。
実はこのシリーズ、数年前、我が子が興味を持っていたので
青い鳥文庫の分で数冊プレゼントしていました。
もう一度私も読んでみることにしましょう。